南野拓実が明かすサウサンプトン移籍の舞台裏。あの日本代表選手から助言を貰う
南野拓実。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA
移籍市場最終日の午後5時すぎ、リバプールでの練習後に――。
イングランド・プレミアリーグのサウサンプトンFCに所属する日本代表MF南野がこのほどクラブ公式サイトのインタビューに登場。リバプールFCからサウサンプトンへの移籍の舞台裏について明かし、2013年から2020年まで約7シーズンに渡ってサウサンプトンでプレーした日本代表CB吉田麻也からアドバイスを受けたと語った。
冬の移籍市場最終日となる2月1日にリバプールからサウサンプトンに期限付き移籍した南野だが、「移籍は全く予想していなかった」と驚きを隠せなかったと振り返る。
「移籍市場の最終日、夕方5時くらいにリバプールでのトレーニングを終えた時でした。クラブのスタッフが僕を呼んで、移籍についての話が始まりました。移籍なんて全く予想していなかったので、話をもらった時はかなりびっくりしました。ですが自分にとってチャンスですし、気分はポジティブでした。チャンスを掴むためにここに来ました。移籍がまとまるまでの間、吉田麻也と30分ほどチャットで、チーム、監督、選手について聞きました。彼は全てを話してくれて、それはチームに対してポジティブなものでした」
南野は出場機会を得ることで「自信を取り戻すきっかけになった」と話し、ここからのシーズン終盤にゴールやアシストに関与し、一つでも上の順位に押し上げたいと意気込む。
「サッカー選手として試合に出ることが何より大事。プレーすることは自信を取り戻す手助けにもなります。もっと試合に出たいですし、チームを助けて勝利に貢献すればするほど、自信は大きくなります。シーズンが終わるまで残りわずかですが、チームが一つでも上の順位で終えられるためにハードワークし、自分の能力を最大限に発揮したいです。ゴールやアシストでチームを助けたい。自分はアタッカーですし、点に絡むことでチームを助ける責任があります」
南野は今季サウサンプトンではリーグ6試合・2得点、リバプールと合わせると15試合・3得点を記録してきた。セインツに恩返しするためにも、シーズン最終盤、さらに目に見える形でチームに貢献したい。
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[文:サカノワ編集グループ]