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【鹿島】今季7点目のSB濃野公人が語る柴崎岳の存在「いや、もう衝撃の連続です」

濃野公人。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「強いチームはサイドバックが高い位置を取れる」

[J1 25節] 鹿島 3–0 鳥栖 /2024年8月7日19:00/県立カシマ サッカースタジアム

 J1リーグ25節、鹿島アントラーズがサガン鳥栖戦に3-0の勝利を収めて、中断期間を挟んでのリーグ連勝で2位に浮上した。首位のFC町田ゼルビアとは3ポイント差に迫った。

 強烈な先制&決勝のシュートを突き刺した右サイドバックの濃野公人は試合後、「ルーズボールになった時、(柴崎)岳くんが『勝てる!』と感じて、後ろに入ってカバーするのではなく、前にこぼしてくれると信じて、前で待っていました。実際、あのように球際に勝って、ボールを前に出してくれたのが一番大きかったと感じます」と、柴崎のプレッシングからのボール奪取を信じて前へ出て行ったと言う。

「あとは、自分の思いきりの良さが出たゴールかなと。(鈴木優磨)優磨くんが動き出しているのが見えて、ここはクロスを上げるよりシュートを打ったほうがいいかなと判断しました。自分としても1本目のシュートだったので、思い切り足を振ろうと思いました。その気持ちを出せて良かったです」

 一方、ゴール後の対応にも、より気を配った。

「(先制後に追い付かれるパターンが多く)そういう展開にしないように『しっかり前半を失点ゼロで終わるぞ』という声がピッチのなかで出ていました。そういう共通認識があったので、上手くバランスをとりながら戦えたと感じます。

 チームとして、組織として、前半を失点ゼロで乗り切ることができました。この1週間、守備のスライドのところを監督からも口を酸っぱく言われていたので、そのスライドをこまめにやり、数的優位を作る練習をしてきて、それがしっかりできて良かったです」

 そしてワールドカップ2大会連続で選出されているキャプテン柴崎とのプレーは、「いや、もう、衝撃の連続です」と目を丸める。

「こうしてほしいとか、こうなったらいいなと思うことを全てやってくれると言いますか、たとえば、ここにほしいなと思うところにボールを出してくれるし、自分にとってすごく財産になっています。

 岳くんのようにボールを幅広く展開できる人が増えていくと、サイドバックの僕とか、(安西)幸輝くんが上がりやすくなり、そこはすごく手応えを感じています」

 これで今季7ゴール目に。元ストライカーでもあるが、やはりディフェンダーとして無失点に抑えられたことを喜ぶ。

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 そして今後に向けて、「強いチームはサイドバックが高い位置を取れると思いますし、これからも両サイドの良さをお互いに引き出しながらやっていきたいです」と、この攻撃的スタンスを貫きたいと強調した。

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