中断10分…“証拠映像なし”エリキの太ももゴールが認められる。町田vs磐田
エリキ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
デビュー戦で中山雄太がゴール!
[J1 27節] 町田 – 磐田/2024年8月17日18:03/町田GIONスタジアム
J1リーグ27節、FC町田ゼルビアがジュビロ磐田戦、前半に2ゴールを奪って折り返している。
開始4分、杉岡大暉のコーナーキックに町田でのデビュー戦となった中山雄太が下がりながらの強烈なヘッドを叩き込み、川島永嗣の牙城を破る。
29分にはサイドの揺さぶりから望月ヘンリー海輝のシュート性のキックをエリキが太腿で合わせる。するとボールはバーを叩いてゴールラインを越えた。町田に2点目、かと思われた。
しかし、ここでVARのゴールチェックから約10分間の長い中断に。エリキの左手にボールが触れたのではないかと確認が行われる。
ゴールに関わるプレーで、攻撃側の選手の手にボールが触れていれば、いかなる場合にも(※意図的か、意図的ではないかに関係なく、得点に関わる場合は全てハンドの反則。DAZNの実況の情報は間違い)、ハンドのファウルでゴールは認められない。
VARのチェック画像が公開されたが、いずれも無明瞭で、その手にボールが触れていると明確に分かる映像はなし。主審が映像を確認するOFRも行われ、約10分間中断されたが、エリキの太腿に当たっての得点が認められた。
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“証拠映像”なしで、疑わしきは罰せずというルール上、ゴールは認められた。ただし、より選手に寄った映像がないことで結果的にホームチーム優位となる判定が下されたことは、今後のVAR運営の課題になりそうだ。