GK鈴木彩艶がレッドカードで退場処分! パルマ交代枠なく、ナポリに痛恨の逆転負け
GK鈴木彩艶。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
殊勲の勝利が近づいていたなか…。あまりに厳しい判定、DFデル・プラートがスクランブルでキーパーに。
[セリエA 3節]ナポリ 2-1 パルマ/2024年9月1日(現地8月31日)/スタディオ・サン・パオロ
イタリア・セリエA 3節、パルマ・カルチョ1913がSSCナポリに1-2の逆転負けを喫した。1点リードしていた後半途中、GK鈴木彩艶が2枚目のイエローカードをもらい退場処分となって数的不利に。しかも交代枠を使い切っていたため、DFが急きょゴールマウスに入ったが、そこから2失点を喫して、殊勲の勝利を逃した。
試合の流れを一変させた退場劇だった。
1-0でリードしていた63分、まず鈴木はリスタートの時間を繰り返しかけたとして1枚目のイエローカードをもらってしまう。さらに75分、飛び出してジャンプキックによりボールをクリアした際、その残った足が飛び込んできた相手の胸付近に当たる。
相手がファウルをもらいに来たようにも見えるが、主審は鈴木にイエローカードを提示。あまりに厳しい判定だったが、警告のためVARの対象にはならず。この日2枚目のイエローカードで、22歳の日本代表GKは退場処分を食らった。
すでに交代枠を使い切っていたパルマは、DFエンリコ・デル・プラートがスクランブルでキーパーを務める。すると数的不利にも関わらず好守を見せていき、危うくPKか!? というシーンではVARの介入により取り消しに。そうした命拾いもあり、パルマに流れはあるかと思われた……。
しかしナポリに今季加入したロメル・ルカクが爆発。11分のアディショナルタイムの中で、強烈なシュートを突き刺す。これでホームチームはスタジアムの熱狂とともに俄然勢いづき、90+8分、クロスにアンドレ=フランク・ザンボ・アンギサがヘッドで合わせて逆転ゴールを叩き込んだ。
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鈴木はこのあと北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨むサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)に合流する。