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PK2本献上、ソシエダ監督「サッカーの醍醐味を台無しにしている」。王者R・マドリーに久保建英が随所で好プレーも、ヴィニシウスとエムバペに決められ敗戦

レアル・ソシエダの久保建英。(Photo by Luciano Lima/Getty Images)

ポスト&バー3連発…ホーム3連敗で16位に低迷。

[スペイン1部 5節]レアル・ソシエダ 0–2 レアル・マドリード/2024年9月15日(現地14日)/レアレ・アレーナ

 スペイン1部リーグ5節、レアル・ソシエダ 対 レアル・マドリードの注目の一戦は、ヴィニシウス、キリアン・エムバペのPKによるゴールで、R・マドリードが2-0の勝利を収めた。R・ソシエダのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)久保建英はフル出場し、決定的なシュートも放つなどチャンスを作り出した。

 立ち上がりからホームチームが優勢に試合を進めたが、決定的なシュートが3本連続でポストとバーを叩く。また久保の放った決定的なシュートも、アントニオ・リュディガーに当たり枠を捉えられない。

 すると58分、セルヒオ・ゴメスの不用意なハンドでPKを献上し、ヴィニシウスが決める。さらに75分、ホン・アランブルのヴィニシウスへのアフターチャージで、VARとOFRを経て再びPKに。これをエムバペに決められた。

 久保は今季初のフル出場で、終盤にも右クロスやカットインからチャンスを作り出した。しかし、両クラブの間にある明らかな高い壁……厳しい現実を突き付けられた。

 ソシエダのイマノル・アルグアシル監督は試合後の記者会見で「ポジティブなことはあり、そこをチームとして継続しなければいけない。攻守両面で大きな改善が見られ、今日はチームの重要な一歩を確認できた」と前を向いた。一方、「PKは一つだけだ」と主張。2本目のPKについて、「このような行為で審判に決定権があるのは残念なこと。サッカーの醍醐味を台無しにしている」と不満を露にした。

 ただ、アランブルの左ヒザが、パスを出したあとのヴィニシウスのヒザ付近に入っていて、確かに危険なプレーではあった。こうしたアフターチャージは認められないという審判団のスタンスが示された判定とも言えた。

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 レアル・ソシエダは1勝1分3敗とホーム3連敗で16位。ハビ・ロペスが負傷交代している。一方、レアル・マドリードは3勝2分で2位。

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