【ACL】山東vsセントラルコースト、中国人サポーターへの”黙れ”の挑発で一触即発…。次節・神戸と対戦するカザイシュヴィリにイエローカード
日本代表戦での中国代表サポーター。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
山東が後半2ゴールを奪い3-1の勝利!!
[ACLE リーグステージ 第1戦]山東 3-1 セントラルコースト/2024年9月17日/チャーン・アリーナ
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートのリーグステージ第1戦、中国超級リーグの山東泰山足球倶楽部がオーストラリアAリーグ1部のセントラルコースト・マリナーズに3-1の勝利を収めた。
ホームの大声援に包まれるなか山東は8分に鮮やかに先制に成功する。しかし54分、コーナーキックからのファウルで与えたPKをセントラルコーストの『10番』ヴァレリ・カザイシュヴィリに決められてしまう。
するとカザイシュヴィリは歓喜の隊列の中心でゴール裏に向かって、両耳をふさぐゴールパフォーマンスをする。これには”黙れ”というニュアンスもあると受け止められ、そのパフォーマンスを続けていると、山東のGKワンダーレイに詰め寄られて、いいかげんにしろと指摘される。
さらに、ペン・シンリがカザイシュヴィリを小突くなどして、次第に両チームの選手たちが集まって一触即発の雰囲気に。スタンドからもブーイングが飛んだ。
結局、主審はカザイシュヴィリにイエローカードを提示。このパフォーマンスは、さすがに反スポーツ行為と判定された。
ただ、この日は”山東の日”だった。むしろ一体感が増して、後半に2ゴールを奪取! 3-1でこのホームでの初陣、勝点3を獲得してみせた。
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山東の次戦は10月2日、ヴィッセル神戸とノエビアスタジアム神戸で対戦する。神戸は第1戦、アウェーでタイ1部ブリーラム・ユナイテッドとスコアレスで引き分けている。