マンUのテン・ハフ監督が解任か。トッテナムに0-3完敗、ホームで過去最大のゴール期待値を許す

主将ブルーノ・フェルナンデスの退場処分もあったが、ポステコグルー監督のアグレッシブなスタイルに圧倒される。

［プレミアリーグ 6節］マンチェスター・U 0-3 トッテナム/2024年9月30日（現地29日）/オールドトラフォード

　イングランド・プレミアリーグ6節、マンチェスター・ユナイテッドがホームでトッテナム・ホットスパーに0-3の完敗を喫した。1勝2分3敗とスタートダッシュに失敗し、エリック・テン・ハフ監督（Erik ten Hag）の解任を求める声が相次いでいる。

　キャプテンであるブルーノ・フェルナンデスの前半途中での一発レッドカードによる退場処分は確かに厳しい判定であり、試合の分水嶺となった。とはいえユナイテッドは球際の争いで常に劣勢に回り、11人対11人の同数だった開始3分には、アンジェ・ポステコグルー監督のパッション溢れるアグレッシブなサッカーから完璧に崩されて先制された。

　結局、そこから流れは変わらず、数的不利に立ってからは、ことごとく崩されて3失点を喫した。トッテナムのゴール期待値「4.67」はアウェーチームでの歴代最高記録だったそうだ。一方、マンチェスター・ユナイテッドはまだホームで1ゴールしか決められずにいる。

『ミラー』は試合後、「サポーターは試合の途中から解任要求を出していた」とレポート。サポーターのさまざまな反応を届け、「彼は望む選手を獲得してきたが、みんな劣化してしまう。いい選手をブラックリストに載せているだけだ」「規律がない。頭のないニワトリのように走り回っている」など、テン・ハフ監督の解任を希望していると伝えた。

　とはいえ、ユナイテッドに1昨年はカラバオカップ、昨季はFAカップとタイトルをもたらしてきたのは、紛れもなくテン・ハフ監督である（ただしリーグは8位と過去ワーストに）。

　勝点5から伸ばせず、ついに12位にまで順位を下げた。もしも監督交代となれば、後任にはよりプレッシャーもかかってくる。OBであり2021年まで指揮したオーレ・グンナー・スールシャールが復帰を希望しているというが……。

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　マンチェスター・Uは週末にはアストン・ヴィラとの対戦が組まれ、このあとインターナショナルマッチウィークに突入する。ひとまず、この試合まで待つことになるか!? とはいえ、主将のブルーノ・フェルナンデスを出場停止で欠くなど厳しい状況ではある。