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【福岡】鹿島サポとの衝突にウェリントン「鼻から出血し4針縫いました」「ブーイングに熱くなったが、よくない反応でした」

ウェリントン (C)SAKANOWA

試合後に“和解”、「みんなサッカーを愛する仲間です、何も問題ありません」。

[J1 34節]鹿島 0–0 福岡/2024年10月19日14:00/カシマサッカースタジアム

 J1リーグ34節、アビスパ福岡は鹿島アントラーズとスコアレスで引き分け、クラブ初となる4試合連続無失点を記録した。優勢に試合を進めたものの、ゴール前になると鹿島の強力なセンターバック陣を前に、判断のズレやプレー精度の低さから、決定機までは持ち込めなかった。

 ウェリントンは関川郁万と再三にわたりエアバトルを展開。主審から注意を受けたあとの対決では、鼻を傷めて、ピッチ脇で針で縫う応急処置を受ける事態となった。その際、ゴール裏の鹿島サポーターの声に反応して激怒し、イエローカードを受ける一幕があった。

 鈴木優磨がウェリントンとサポーターの間に入って制止するなど、状況は落ち着いた。ウェリントンはこのケガの影響もあってか、このあとなかなか脅威を与えられず、ノーゴールに終わった。

 ただブラジル人ストライカーは試合後、まず鹿島ゴール裏に向かった。そして頭を下げて謝罪。すると、アントラーズサポーターからも大きな拍手が返された。

 ウェリントンは試合後、「お互いに相手を傷つけようとして競り合っているわけではなく、(激しいプレーの結果として)ピッチに倒れ込んでしまいました。それはサッカーの試合ではよくあることでしょう。私は鼻から出血し、4針縫いました。でも、ぶつかり合った直後、鹿島のサポーターも(状況を)分かっていなかったと思います。ブーイングされて、思わず熱くなってしまい、私自身、よくない反応をしてしまいました」と振り返った。

「試合後、自分のよくない行動を謝罪したことで、鹿島のサポーターも理解してくれました。みんなサッカーを愛する仲間ですから、試合中の出来事に瞬間的に熱くなっても恨んだりしませんし、お互いの気持ちが分かれば、しっかり和解することができます。何も問題ありません」

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 そのようにウェリントンは自身の行動を諫め、鹿島サポーターから拍手を受けたことで胸を撫で下していた。

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