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【柏】浦和とのJ1残留争い大一番、ハンドで決勝PK献上の立田悠悟「現時点での実力。ゲームを壊した責任を感じています」

立田悠悟。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

「自分は思い切りやるだけ」「やってしまったのは僕ですが、そこまで悲観はしていません」

[J1 25節]浦和 1–0 柏/2024年10月23日19:30/埼玉スタジアム

 荒天により中止・延期され、J1残留争いの大一番となって迎えた25節、柏レイソルは後半アディショナルタイム、立田悠悟のハンドのファウルで与えたPKをチアゴ・サンタナに決められ、0-1で敗れた。17位の柏は降格圏18位のジュビロ磐田と4ポイント差で変わらず。

 立田は試合後、「現時点での自分の実力なのかなと思います。あの判定に至ってしまうのは、実力不足だと思います。結果的に突っ込むしかなかったと思いますが、間違いなくゲームを壊したのは僕なので責任は感じています」と肩を落とした。

「やってしまったのは僕ですが、そこまで悲観はしていません」

 リーグ3試合連続でスタメンのチャンスを得た立田だが、その思い切りの良さを前面に出してきただけに、決して後悔はしていないということだった。

「自分の立場として、一個失敗したら席(ポジション)がないという状況なので、思い切りやるしかない。後ろ向きになってはいけない。それはチーム状況的にもそうです。自分は思い切りやるだけだと思ってやっています」

 後半途中からは、浦和の中盤や前線の選手がボールを持ち運ぶと、ディレイに持ち込んでいるようで、そこにプレッシャーに行けない“後ろ向き”の悪い癖と言える対応が続き、チームとして自ら首を絞めていった。

 その流れを立田も変えたかったという。

「勝った横浜F・マリノスとの試合では、シュートを打ち切って終わったり、コーナーキックになって攻撃が終わったり、セカンドボールのところでファウルで止めたりできていました。今日は途中出場の選手に前を向かれるようになってから下がらざるを得なくなりました。そこはチームとしてのやり方をもうちょっと考えなければいけないと思います」

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 残り試合は柏が4試合、磐田が5試合。柏は同じく残留を争うアルビレックス新潟、北海道コンサドーレ札幌との直接対決を残している。