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【浦和】柏とのJ1残留争い大一番を制し、最後は全員で『We are Diamonds』大合唱! チアゴ・サンタナ決勝PK弾、ATに立田悠悟…痛恨ハンド

浦和のチアゴ・サンタナ(左)と宇賀神友弥。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

降格圏18位の磐田と7ポイント差。

[J1 25節]浦和 1–0 柏/2024年10月23日19:30/埼玉スタジアム

 悪天候により中止・延期されたJ1リーグ25節、J1残留争いの一戦、浦和レッズがチアゴ・サンタナの後半アディショナルタイムのPKによるゴールで、柏レイソルに1-0の勝利を収めた。浦和はJ1残留へ大きく近づく1勝に。一方、柏は降格圏18位のジュビロ磐田と4ポイント差のまま。

 両チームともにこの状況を打開するためゴールを目指そうとする意欲は伝わる。一方で、負けたくない気持ちも強く、守備により軸足を置いた慎重な戦いになる。

 浦和は負傷明けで先発復帰したサミュエル・グスタフソン、ブライアン・リンセンがボールを収めて、ハイボールを活用しながら敵陣をえぐっていく。しかしリンセンの決定的なシュートの他は、なかなかチャンスまで持ち込めなかった。

 一方、柏は深く守りながら、勝負どころで両サイドバックも高い位置取りをする。だが木下康介が逆サイドの決定機を迎えそうな場面で、細谷真大へのパスではなくスペースのないシュートを選択するなど、チグハグな展開が続く。

 すると後半途中からは浦和ペースに。そして土壇場、チアゴ・サンタナのシュートが、後ろを向いてブロックに来た立田の手に当たる。主審はVARの介入を得たあとOFRでチェックし、ハンドのファウルで浦和にPKを与えた。

 そして90+10分、チアゴ・サンタナがこのPKを沈めて、今季12点目を記録。この直後、試合終了を迎えて浦和が1-0の勝利を収めた。

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 試合後には『We are Diamonds』を、選手がサポーターとともに合唱。浦和は勝点42に伸ばし、降格圏18位のジュビロ磐田とは7ポイント差として、J1残留へ大きく前進した。