「カムバック!」日本代表DF伊藤洋輝、ボールを使った練習再開。バイエルンでのデビューXデーは!?
7月のキャンプでのバイエルンの伊藤洋輝とコンパニ監督ら。 (Photo by Sebastian Widmann/Getty Images)
11月の中断明け、あるいは…。
ドイツ・ブンデスリーガ1部バイエルン・ミュンヘンのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)が10月25日、バイエルンの練習施設の通称・ゼーベナー通りのピッチに立ち、ボールを使った練習を再開させた。
伊藤は7月のアマチュアカテゴリーのチームとのプレシーズンマッチで中足骨骨折。そこから入念にリハビリを行い、今月に入り、トレーニング場に姿を見せて、ボールを使った個人練習を再開。長距離のインターバル走などもこなした。
しかし14日、負荷をかけた走り込みのあと大腿部をおさえて、そのあと医務室に向かったと報じられた。
その3日後、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は伊藤が軽い肉離れを起こしたようだと聞かれると、「それは普通のこと。負傷から復帰するプロセスで、時に一歩後退して、二歩前進するものです。私たちは信じていますし、落ち着いています。何も悪いことは起きていません」とコメントした。
そしてこの日、クラブ公式エックス(@FCBayern)が、サシャ・ボエと伊藤が「カムバックを果たした!」と、日本人レフティがポールをまたぐドリブル練習の写真とともに伝えている。
当初は10月下旬にも復帰すると見られていた。しかしそれは少し難しくなってきた。
11月には再びインターナショナルマッチウィークがある。理想はその前あたりで主力選手とのトレーニングに一部でも加わり、各国代表主力クラスが抜ける中断期間に実戦形式で本格復帰、そして中断明けに全体練習参加――というイメージか。
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ただ最近のバイエルンはややチーム状態が芳しくない。特にまさに最終ラインに課題を抱えているだけに、いきなり実戦で使いながらチームに馴染ませていく方法もあるかもしれない。