香川真司、PAOKとの「離婚」迫る。ギリシャメディアが報じる。日本代表のナンバー10をつけたエースの将来はいかに…
香川真司のあの躍動を多くのファンが 待っている。(Photo by Carl Court/Getty Images)
開幕戦以来チャンスを得られず、「次のキャリアを探し始めなければならない」。
ギリシャ1部PAOKテッサロニキの元日本代表MF香川真司だが、ケガの影響もあったものの、今季ほとんどチャンスを得られず、新天地を探すことになりそうだ。
ギリシャメディアの『TO 10.GR』は12月14日、「カガワはPAOKとの『離婚』が迫っている」と題し、日本代表で10番をつけてきたエースの現状と今後の見通しについて伝えている。
ボルシア・ドルトムント、マンチェスター・ユナイテッド、ベジクタシュJK、レアル・サラゴサでプレーしてきた香川は、今年1月27日、PAOKに加入。そして今夏にも移籍の噂が出たものの、新シーズンもギリシャで戦うことを決めた。
9月12日に行われたリーグ開幕のPASヤニス戦では、4-2-3-1のトップ下で先発出場を果たしたものの61分で交代に(●0-1)。その後は別メニュー調整をした時期もあったが、外国籍選手枠の問題もありベンチ外が続いた。ヨーロッパ・カンファレンスリーグにはメンバーとして登録もされなかった。
11月7日の9節パナシナイコスFC戦で久々にベンチ入り。しかし出場機会を得られず。そして10節から再び4試合連続でメンバー外となっている。
記事では、「香川真司はPAOKで現在以上の信用を得られないので、新たなキャリアを探し始めなければならない」「この経験豊富な日本人MFは、ちょうど約1年前に『派手な契約』で迎えられたが、数字は期待外れで、全コンペティションで12試合に出場しわずか1アシスト、ゴールを決められずにいる」と、結果を残せずにいることを指摘する。
またPAOKのラズヴァン・ロウチェスク監督は「活躍する機会を増やすため、プレシーズンから様々なポジションで起用させてきましたが、ポジティブな兆候を示すチャンスを生かせずにいました」と、香川のパフォーマンスの物足りなさについて語っている。
来年3月17日で33歳になる香川は、PAOKと今季末の2022年6月まで契約を結んでいる。ただし、同メディアは「予定よりも早く契約を終える可能性が高い」と記している。
PAOKは現在リーグ7勝1分5敗で4位。3位のPASヤニナSCと勝点22で並んでいる。
1月にヨーロッパの冬の移籍市場が解禁される。現地メディアでは、香川のアメリカとカナダで行われているメジャーリーグサッカー(MLS)への移籍の可能性が報じられている。
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[文:サカノワ編集グループ]