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【大分トリニータ】梅崎司の今季限りでの退団発表「今後については…」

梅崎司。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

「シャムスカ監督との出会いがなかったらこんなに大きく羽ばたけなかった」

 J2リーグの大分トリニータは11月2日、梅崎司(Tsukasa UMESAKI)が2024シーズン限りで契約満了を迎え退団すると発表した。11月3日のザスパ群馬戦後の最終戦セレモニーで、梅崎からのあいさつが予定されている。

 37歳の梅崎は、大分の育成組織からトップチームに昇格。その後、グルノーブル・フット38、浦和レッズ、湘南ベルマーレで活躍し、2021年から大分に復帰していた。

 今シーズンはJ2リーグ5試合・1得点。Jリーグ通算は357試合・41得点 (J1:307試合36得点、J2:50試合5得点)(11月1日時点)。

 梅崎はクラブを通じて、次のようにコメントしている。

「この度、大分トリニータとの契約が満了となりましたので、ご報告させて下さい。 2002年、大分トリニータU-18の門を叩き、長崎からプロサッカー選手になるという大きな夢を持ってこの地に来ました。

 最初から苦難の連続でした。メンバーに入るのも難しく、プロなんて夢のまた夢だと何度も諦めかけましたが、それでもどうしてもプロサッカー選手になりたくて、日々努力を重ねました。そして最終的にはプロ入りの切符を掴むことができました。 ファンボカン監督、村田一弘さん、吉坂圭介さん、西形浩和さんのご指導、西川周作を始めとするチームメイトに恵まれたからこそ自分という人間が形成され、プロとして戦い、挑むベースが出来たと思っています。

 それでも、プロ入り1年目はとても厳しく、ユースで培われたどんなに劣勢でも諦めず挑み続け、2年目にいただいたチャンスを掴むことができました。シャムスカ監督との出会いがなかったらこんなに大きく羽ばたけなかったと思います。

 荒削りな僕を抜擢してくださり、自信を持たせてくれました。毎試合事に成長を感じられ、結果としてA代表という舞台でプレーする機会をいただけました。また、2007年フランスへの移籍の際は快く送り出してくれたにも関わらず、なかなかうまくいかなかった自分を半年後、また迎え入れてくれました。 トリニータに戻ってきて直後の鹿島戦のあとのスタジアムの風景、サポーターの応援、声援は鮮明に覚えています。

 そして浦和レッズへの移籍。 自分の夢を理解し、後押ししてくれました。そこから約14年の月日が経ち、再びトリニータに戻ってくる事が出来ました。この移籍は西山哲平さんがいなかったら実現しなかったと思います。 当時、様々な要因が重なり、ベルマーレで試合に出られず、悩んでいた僕に声をかけてくださり、本当に戻してくれるなんて夢にも思っていませんでした。本当に感謝しています。

 復帰からの3年半、苦しい時間、怪我の時間も長かったですし、満足のいく結果も出せなかったと思いますが、僕の経験を全て伝えていこうという思いでいましたし、自分なりにチームのためにやれることは全力で取り組みました。

 今後についてはまだ何も決まっていませんが、サポーターの皆さんとスタジアムで一緒に歓び会える瞬間は何事にも代え難い感動の連続でした。これは僕にとっての財産です。 ここにも描ききれなかった沢山の思い出も含め、この財産を携え、これからも挑み続けていきます。

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 長きにわたり応援してくださった方、月日が浅い方も含め、全ての方々からの応援が僕のエネルギーでした。 本当にありがとうございました! また会いましょう!」

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