【移籍】レアル・マドリードが久保建英の復帰を画策か「攻撃を向上させる解決策の一つに」
久保建英。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
47億円という“買戻し”額も魅力に。
スペイン1部レアル・マドリードが、レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF久保建英(Takefu KUBO)の復帰を画策か。
フランス代表のエースであるキリアン・エムバペを迎え入れた昨季ラ・リーガとUEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)を制したマドリードだが、攻撃のバランスを欠いて、なかなか最適解を見出せずにいる。とりわけトニ・クロースを失った中盤からの構成力に課題を抱えている。
スペインメディア『GOLデジタル』によると、そこで「ウイングにも、プレーメーカーにもなり得る要素がある」と久保を白い巨人に呼び戻すことが、打開策の一つに挙がっているというのだ。
「久保のことを再び追っている。彼はレアル・マドリードの攻撃を向上させる解決策のひとつになり得るだろう。現時点で、ベルナベウに復帰する可能性が最も高いのはこの選手である。レアル・マドリーの前線のタレントはスランプに陥っており、そこから立ち直れずにいる」
久保は2022年7月、レアル・マドリードからレアル・ソシエダに完全移籍した。ただ様々なソシエダ側の条件が優遇され、マドリードは今も実質「50パーセント」の権利を有している。
23歳の日本人レフティには6000万ユーロ(約94億円)の移籍金が設定されていて、その半額の3000万ユーロ(約47億円)でマドリードは買い戻せるオプションが付帯されていると言われる。まさに、その権利を行使する――カードを使うチャンスが今ではないかというのだ。
「久保建英はレアル・マドリードで、スポーツ的な面のみならず、その”価値”という意味でも重要性を持つ。ロス・ブランコスはまだその権利の一部を持っていて、3000万ユーロで回収できる。間違いなくこの選手を取り戻すのは何の問題もなく、非常に魅力的な額でもある」
思い切った博打的な補強をするのではなく、スペインで十分実績を残した久保を加えれば、微妙に噛み合わずにいたタレントたちの化学反応が起きるのではないか。いずにせよ、ヴィニシウス、ロドリゴも負傷離脱し、今後もフル稼働は難しいかもしれないなか、何かしらの“手当て”が必要な状況ではある。
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久保のマドリードへの電撃移籍。来季……あるいは来年1月にも!? 確かに、白い巨人が頭を悩ますいろいろなパズルを埋める、ぴったりなピースかもしれない。決してあり得なくはない話だ。