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【浦和】背番号『6』松本泰志の目標は「6ゴール6アシスト」

浦和の松本泰志(右)。写真:佐藤亮太

ブッフバルト、山田暢久、遠藤航…チーム全体から頼られ、愛された番号の一つ。「3列目から飛び出し、いかにファイナルサードに入って仕事をするかが重要に」。

 J1リーグのサンフレッチェ広島から浦和レッズに加入した松本泰志(Taishi MATSUMOTO)が1月9日、大原サッカー場での2025シーズン最初の公開練習に臨み、ゴールキーパーを置かない10対10のメニューでは安居海渡と組んでボランチとしてプレーし、さっそくインパクトを残した。

 松本は練習後の取材で、浦和でつけることになった「背番号6」に込めた目標を掲げた。

「監督は求めるプレーをはっきりと言ってくれるので、試合でそこを出しやすいと思います」

 マチェイ・スコルジャ監督が3列目のボランチに求めているのは”ゴール”。得点に直結する仕事だ。

「3列目から飛び出して、いかにファイナルサードに入って仕事をするかが重要です。ファイナルサードでのクオリティが求められるので意識してプレーしたいです」

 システムは広島の3-4-2-1から浦和では4-2-3-1に。得点を狙う場合、ボランチには、よりチャレンジが求められる。

「広島の時はボランチと2シャドーの距離感が近かったですが、(浦和の)4-2-3-1ですと2列目と少し遠くなります。そのぶん自分でボールを運んでいかないといけない局面が増えるので、そこを意識して取り組みたいです」

 ドリブルを織り交ぜて相手のラインを越えていくなど、そのイメージはできている。

 そして背番号『6』をつける今季の具体的な目標として、「6ゴール6アシスト」を掲げる。

「できるだけ多くのゴール、アシストをしていきたいです」

 浦和の「背番号6」を象徴する選手としては、ギド・ブッフバルト、山田暢久、遠藤航(現・リバプールFC)が挙げられる。チーム全体から頼られる存在であり、レッズのファン・サポーターに愛された番号のひとつでもある。

 広島時代は「32」、「17」、「14」、アビスパ福岡とセレッソ大阪では「40」を着けていて、松本にとってはプロキャリアで初のひと桁の背番号である。

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 埼玉県東松山市出身のゲームメーカーは昌平高校の出身でもあり、浦和への加入を歓迎する声はさっそく多く聞かれる。2025シーズン、埼玉スタジアムでは「背番号6」のユニフォームを多く目にしそうだ。

取材/佐藤亮太

Posted by 佐藤亮太