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【移籍】ガンバ大阪が狙うFWヒュメット、所属クラブとの条件に「合意」。3.5億円を巡り攻防か!?

デニス・ヒュメット (Photo by Michael Campanella/Getty Images)

本人も海外挑戦に前向き。一方、「決して必死ではない」とも強調。

 J1リーグのガンバ大阪が獲得を目指すスウェーデン1部ユールゴーデンIFのスウェーデン出身でトルコ国籍も持つFWデニス・ヒュメット(Deniz Hummet)だが、交渉成立に向けて状況が動き出した。

 スウェーデンメディア『フットボール・ディレクト』は1月29日、ヒュメットサイドに、ユールゴーデンは2500万スウェーデンクローネ(約3億5000万円)のオファーがあれば、これを受諾することに”合意”したと報じた。ただし、G大阪から実際に同額のオファーがあったかどうかは確認されずにいるということだ。

 前日には同国メディア『エクスプレッセン』が、一度、オファーを拒否されたG大阪が1300万クローネ(約1億8000万円)から2500万クローネに増額した条件を改めて提示したと報じていた。

 G大阪が再オファーを提示したのかどうか、このあたりは情報が錯綜しているようだ。ただし「3億5000万円」を軸に、攻防が起きているのは間違いなさそうだ。

 また『エクスプレッセン』は1月29日、ヒュメット自身に直撃取材。この大型ストライカーは「今年29歳になるが、おそらく海外移籍するならば、(現在の契約期間が)あと1回チャンスが残っている可能性はあります」と語っている。ユールゴーデンと契約を結ぶ前にも、スウェーデン国外でプレーする可能性はあったそうだ(国籍を持つトルコでもプレーしている)。

 一方、「私はユールゴーデンのために全力を尽くします。ユールゴーデンが大好きで、このクラブは居心地が良いと感じています。ここでの一瞬一瞬に感謝しており、ユールゴーデンでプレーできることを誇りに思い、幸せに思っています」として、契約も残り2年あり、「(移籍先を)必死に探し回っているわけではありません」とも強調している。

 サッカー選手として”刺激”もまた求めている。ヒュメット、ユールゴーデン、移籍先、そこにかかわる関係者……全員が喜ぶ形にならなければ(もちろんユールゴーデンの戦力面ではマイナスになるものの)、サインはしないということだ。

 タイトル奪還とAFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場に燃えるG大阪が、さらに熱烈なラブコールを放って一気に実現となるか!?

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 ヒュメットは1996年9月13日生まれ、スウェーデン・マルメ出身の28歳、189センチある大型ストライカー。トルコ国籍を持ち、オリンピック世代にあたるU-21トルコ代表など世代別のトルコ代表でプレーしている。2024シーズン、スウェーデンリーグでリーグで30試合・14ゴールと結果を残した。ユールゴーデンとは2026年12月まで契約を結んでいる。