フジテレビ問題で、霜降り明星の粗品が実害を被る「インフォマ飛んだしな。お金ないのに…」

ユーチューブの人気コーナー「一人賛否」で。

　中居正広さんの女性スキャンダルからの一連の騒動を受けて、お笑いタレントのお笑いコンビ霜降り明星の粗品が1月27日、ユーチューブの自身の公式チャンネルでの人気コーナー「1人賛否」で、中居さんの芸能界引退とフジテレビ問題を取り上げた。

　情報・メディアの最先端に立つはずのフジ・メディアホールディングスだが、フジ・サンケイグループの日枝久会長が長年にわたって各グループ企業のトップクラスの人事権を実質牛耳り、古い体質のまま、コンプライアンスへの感度も低く、特に役員に高齢者が居並ぶ状況が続くことなども問題視されている。その「フジテレビ問題」のなかで、粗品はフジテレビの「100回叩かれるところ1万回叩かれている」と同情するとともに「仕方がないことかも」とも受け止める。

　一方、とはいえ高齢な幹部たちによる対応が「下手くそ」と断罪し、自身も同局で主演番組を持つもののガッカリした気持ちを吐露した。

　400人を集めた記者会見の前日に収録したこの動画だが、「フジテレビにお世話になっていて、番組に出させてもらっている身で、過ぎたような言い方ですみません。不快です」と語り、なぜ怒っているのかを明かす。

「普通にインフォマ（インフォマーシャル＝番組内で商品など紹介するコマーシャル）飛んでいるしな!　クソが!　ミニSMみたいなやつ」

　粗品は次第に沸点を高める。

　しかも動画撮影翌日の1月28日に収録予定だったそうで、「飛んでいるから、今回の件で。普通に腹立ってええやろ。吉本の闇営業問題の時もCM飛んだりしたけれど、俺も主張したいよ。お金ないのに……」と、実害を被ったことを生々しく語った。

「これ叱咤激励ですから。（フジテレビで主演番組があるなど）内側にもいる身やから。『ちゃんと頑張ってください!』って言うてんねや。頼むわ」

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　一方、同世代のスタッフも多いという「『新しいカギ』の現場は熱い」とも力説する。今回の件について「上層部や権力者についてはよく分からん。話もおりてこない」としつつも、自身が身を置く現場は「頑張っているだけなんや俺たち。演者と若いスタッフ」と本気で良い番組を作りたいと考える「ストイックなスタッフ」の顔が思い浮かぶとして、「そこは可哀そうや。邪魔するなよ」と熱く語った。