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アルフォンソ・デイヴィスがバイエルンと2030年まで契約延長。レアル・マドリード獲得ならず…「私のポジションで最高の選手の一人になるために毎日学びたい」

バイエルンのアルフォンソ・デイヴィス (Photo by Sebastian Widmann/Getty Images)

伊藤洋輝は事実上、センターバックで勝負へ。

 ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘンは2月4日、カナダ代表DFアルフォンソ・デイヴィス(Alphonso Davies)との契約を2030年6月30日まで延長したと発表した。

 デイヴィスは2018-19シーズン、バンクーバー・ホワイトキャップスからミュンヘンに移籍。左サイドバックとして、数多くのタイトル獲得に貢献してきた。

 今季末で契約満了を迎えるため、そのあとフリートランスファーとなってレアル・マドリードに加入するという噂があった。しかしスポーツ部門責任者のマックス・エベール氏がデイヴィス側と前向きな話し合いを続け、この大型契約につなげた。

 エベール氏はクラブを通じて「アルフォンソ・デイヴィスとともに未来へ向かえることを嬉しく思います。フォンジーは18歳からFCバイエルンでプレーし、すぐにクラブに溶け込んでいます。彼はますます責任を担うようになっているチームの新世代の人材の一人。ここで育ち、これからもチームとともに成長し続けるでしょう」と喜んだ。

 また、スポーツダイレクターのクリストフ・フロイント氏は、他クラブから「関心」が寄せられていたことを認めている。

「アルフォンソ・デイヴィスはFCバイエルンで世界最高の選手の一人に成長し、大きな関心を集めています。彼が私たちと共に旅を続けたいと思っているという事実は、FCバイエルンが国際的なサッカー界において重要な存在であることを示しています。そしてアルフォンソがミュンヘンに自分のスポーツの拠点を見つけたということです」

 そしてデイヴィスは、左サイドバックで世界一の選手になるための選択だと強調している。

「この素晴らしいクラブと契約延長できてとても嬉しいです。18歳でFCバイエルンに来てから、私のポジションで最高の選手の一人になるために毎日できるだけ多くのことを学びたいと思ってきました。これからまた5年間一緒に過ごせることを楽しみにしています。すでに多くのことを達成しましたが、これからさらに多くのことを達成してみせます」

 2026年には母国であるカナダを含めた、アメリカ、メキシコで北中米ワールドカップが開催される。アルフォンソ・デイヴィスはカナダ代表のキャプテンとして、この大会に臨む予定だ。

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 デイヴィスの残留により、左SBでもプレーできるサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)DF伊藤洋輝(Hiroki ITO)だが、彼とのローテンション起用もあり得そうだが、事実上、センターバックで勝負することになりそうだ。両ポジションをこなせる強みを生かしたい。