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シュツットガルト伊藤洋輝が実戦デビュー!ポジションは!?

伊藤洋輝。写真:徳原隆元/(C)Takamoto TOKUHARA

スイス1部ザンクト・ガレンを地元に迎えて。

 このほどJ2リーグのジュビロ磐田からドイツ・ブンデスリーガのVfBシュツットガルトに移籍した伊藤洋輝が7月10日、地元でのトレーニングマッチで実戦デビューを果たした。

 基本的にはセカンドチーム(シュツットガルトⅡ)でプレーする予定の伊藤だが、現在EUROに参戦した選手、さらには遠藤航ら東京オリンピック出場組も不在。そうしたなか、ホームスタジアムに隣接するRobert-Schlienz-Stadionで行われたテストマッチ、1300人が見守るなかで伊藤にもチャンスが与えられた。

 対戦相手はスイス1部のFCザンクト・ガレンだ。先発出場した22歳の伊藤は、3バックの左で起用された。

 チームの構成も若手主体だが、力のあるアタカン・カラソルらも出場している。そうしたなか、開始4分には、コーナーキックに伊藤がヘディングで合わせる初のシュートも放ってみせた。

 守備面では、力のある2トップに対しマンマーク気味で対応。ほとんどチャンスを与えない、安定したプレーを見せた。

 伊藤は前半45分を戦って交代に。しっかり無失点に抑えてみせた。

 一方、後半に入り、10番をつけるダニエル・ディダヴィら主力組が代わって出場。すると最終ラインからもアグレッシブに前線を生かそうとするダイアゴナルのボールを増加。試合が一段と活性化される。そうしたなかシュツットガルトがハマディ・アル・ガディウィのハットトリックで、3-0の勝利を収めた。

 レフティの伊藤はディフェンダーでの起用が有力視されている。そうしたなかで、いかに攻撃面でも貢献するのか。攻撃時のセットプレーでも、得点に絡みたい。トップチームで戦っていくための課題がさっそく示された形にもなった。

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[文:サカノワ編集グループ]

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