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【移籍】ヴァスコ・ダ・ガマが町田FWエリキにオファー「契約解除をしようとしている」

エリキ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

J1昇格に大きく貢献。横浜F・マリノスではリーグ制覇。

 ブラジル1部(セリエA)CRヴァスコ・ダ・ガマが現在開いている冬のマーケットで、FC町田ゼルビアに所属するブラジル人FWエリキ(Erik)の獲得に向けてオファーを提示したという。ブラジルメディア『スーパー・ヴァスコ』が2月7日、現地情報をもとに報じた。

 エリキは2023シーズン、J2リーグ30試合・18得点・6アシストと爆発し、J1リーグ昇格に大きく貢献した。ただシーズン終盤に負傷し、2024シーズン途中に戦列へ復帰。そして昨季は26試合・3得点・1アシスト、公式戦通算32試合・4得点・4アシストを記録した。

 同メディアによると、ブラジル人ジャーナリストのホルヘ・ニコラ氏がまず情報を発信して、大手メディア『オ・ディア』が伝えたという。ヴァスコは30歳のエリキに興味を持ち、オファーを提示したという。そして「リオデジャネイロのクラブからのオファーをエリキのスタッフは喜び、このストライカーは契約を解除しようとしている」と伝えている。退団には「良好な関係を築けている」という黒田剛監督との話し合いがポイントだとしている。

 基本システムが2023シーズンの4-2-3-1から3-4-2-1になり、確かにエリキの強烈なアタックはなかなか発揮されにくくなりつつある。この開幕のタイミングで、エリキがチームを離れることになるのだろうか。

 エリキは横浜F・マリノスでも2019・20年にプレーし、19年のリーグ制覇に大きく貢献している。その後、長春亜泰を経て2024年にゼルビアへ加入。町田とは今シーズン末まで契約を結んでいると見られる。

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 ブラジルの移籍マーケットは2月28日まで。町田は2月16日、サンフレッチェ広島とのホームゲームでJ1リーグ開幕を迎える。