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【柏】リカルド・ロドリゲス監督の記者会見一問一答、「開幕に向けて素晴らしい試合ができた」。小屋松の2ゴールに「驚きはない。期待通りの活躍」。ちばぎん杯、千葉に3-0快勝

柏のリカルド・ロドリゲス監督 写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA

「両サイドからのバランスの良い攻撃が、私たちにとって肝になる」

[PSM ちばぎんカップ] 千葉 0-3 柏/2025年2月9日14:00/フクダ電子アリーナ

 プレシーズンマッチ(PSM)の「第29回 ちばぎんカップ」、柏レイソルが小屋松知哉の前半の2ゴール、さらに後半開始早々の仲間隼斗の得点で、ジェフユナイテッド市原・千葉に3-0の勝利を収めた。

 2022年まで浦和レッズを率いて以来のJリーグ復帰となる柏のリカルド・ロドリゲス監督は試合後の記者会見で、次のようにこの90分の戦いを振り返った。

「いい形でスタートを切れました。先制点、追加点を決め、良い流れに乗れました。そこから千葉が修正してきて、苦しむ時間帯もありました。それに対してハーフタイムに私たちも対策を打ち、上手く改善できました。交代で出場した選手たちもポジティブな部分を見せてくれました。開幕に向けて素晴らしい試合ができ、このちばぎんカップを勝てて嬉しく思います」

 柏で4年目を迎える小屋松知哉は、左サイドに起用されて2ゴールを決めた。その活躍ぶりを問われると、スペイン人指揮官はこう答えた。

「彼の活躍に驚いている人もいるかもしれませんが、私にとっては必然でした。京都時代に対戦した時から高く評価していました。力を最大限に発揮できるのが左サイドだと、そこで起用しています。プレシーズンから起用し、今日も驚きではなく、期待通りのパフォーマンスと活躍を見せてくれました」

 加えて、久保藤次郎の入った右サイドも機能。リカルド戦術の重要なパートである両翼が効果的に働いた点にも好感触を得ていた。

「左右からバランスよく攻撃することが、私たちにとっての肝になっています。右からも久保、小泉(佳穂)が絡み、良いコンビネーションが築けています」

 リカルド・ロドリゲス監督は何より充実の内容で勝利できたことに頷いた。

「プレシーズンは鹿児島キャンプをはじめ、いい準備を積み重ねることができて、トレーニングマッチでもいいプレーから多くのゴールを決められました。非公開の練習試合とは異なり、サポーターの前で、いい準備ができていることを証明できる機会になったと思います」

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 柏は2月15日のアウェーでのアビスパ福岡戦が、2025シーズンのJ1リーグ開幕ゲームに。そして22日の川崎フロンターレ戦でホーム初陣を迎える。