【横浜F・マリノス】J1開幕を前に緊急事態、キャプテン喜田拓也が大腿部を傷めて交代に。ACL上海申花戦
横浜FMの喜田拓也(2020年2月撮影)。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
ラフプレーに対しイエローカードも。
[ACLエリート LS7節] 横浜FM – 上海申花/2025年2月12日19:00/横浜国際スタジアム
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)リーグステージ(LS)7節、横浜F・マリノス(J1リーグ) 対 上海申花(中国1部)の一戦、ホームの横浜FMが開始20分にヤン・マテウスのゴールで先制に成功した。しかし前半終了間際、キャプテンの喜田拓也が負傷により交代するアクシデントに見舞われた。
注目を集めるスティーブ・ホーランド監督の初陣、システムは始動から取り組んできた3-4-2-1でスタート。攻守ともにマッチアップを重視するイングランド出身の指揮官らしいマインドやスタンスが感じられる攻防を展開していった。
しかし左右の揺さぶりから不安定な守備が続き、決定機を作られてしまう。それでも20分、ゴール前の混戦から、アンデルソン・ロペスのヒールパスを受けたヤン・マテウスが確実にシュートを仕留めて先制点をもたらした。
その後は一進一退の攻防に。ただ、上海申花はイブラヒム・アマドゥがラフプレーでイエローカードをもらうなど、次第に荒いプレーも目立ってきている。
すると43分、ジャン・クルードと2ボランチを組んでいた喜田がピッチに座り込んでしまう。大腿部裏を傷めたと見られ、すぐさま渡辺皓太と交代に。
15日のJ1リーグ開幕のアルビレックス新潟戦(ホーム/日産スタジアムで開催)を前に、喜田にとっても、チームにとっても、不安の募る厳しい船出となってしまった。
結果論になるが、すでにACLエリートのベスト16進出を前日の時点で確定させていた。ただし上位4位に入ると、いずれも下位チームと対戦できて、2試合目をホームで戦える”シード権”も得られた。
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より上位を狙うために、この日の勝利を狙った意味はあったが、それ以上に痛手となるキャプテンの離脱となってしまわないか。大事に至らなければいいが……。