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【Jの輪】栗原勇蔵引退に仙台MF兵藤慎剛は「自分も考えさせられた」。つなぐのは札幌時代のあの同級生!

兵藤慎剛(ベガルタ仙台/MF)

「僕もハヤに刺激を与えられるような活躍ができるように頑張って、ハヤからも良い刺激をもらいたいと思います」

横浜FMを支えてきたDFと、「また同じピッチで一度プレーしたかった」。

 (栗原)勇蔵くんはプロに入ってから一番お世話になった先輩です。プライベートも一緒にいる時間が多かったので、お兄ちゃんみたい。人間としても尊敬できる部分が大きいですし、見習うことが多かったので、僕にとっても大きな存在でした。オフになったら旅行も行きましたし、平日も夜ご飯を食べることが多くて、一番一緒に時間を過ごしたと思います。

 現役引退は発表が出る1週間ほど前、電話で聞きました。プロのアスリートとして引退がいつかは来ると思っていますけど、一番お世話になった先輩で身近な存在だったので、寂しかった部分もありますし、長い間お疲れさまでしたという気持ちと半々くらい……。でも寂しさの方がちょっと勝ったかな。

 また同じピッチでプレーしたかった気持ちはあります。勇蔵くんの引退で自分が考えさせられる時間も増えたな、と思います。背中でプレーを引っ張ってもらっていて、プライベートでも頼りになる存在で、引退したこれからも長く付き合っていきたい人なので、本当にお疲れさまでした、と言いたいです。

 僕からつなぐのは札幌の早坂良太選手です。

 ハヤ(早坂良太)は同級生で、札幌に同じタイミングで移籍して、一緒にいることが多かった選手です。プライベートでも一緒にご飯や、家族ぐるみでの付き合いもしていました。オフの時も会ったりしていましたね。頭の良い選手だな、と一緒にやっていて思いました。真面目ですし、面白い考え方を持っています。

 同級生なので、お互いなかなか厳しい年齢にもなってきていますが、刺激し合いながら長くプレーできれば良いなと思います。僕もハヤに刺激を与えられるような活躍ができるように頑張って、ハヤからも良い刺激をもらいたいと思います。

関連記事:【Jの輪】引退決断の栗原勇蔵「家族より長い時間一緒にいたかもしれない」

[取材・文:小林健志]

イラスト
PROFILE 茉莉香 MARIKA イラストレーター・デザイナー。インスタグラムのアカウントは marika22_10。多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業。主にサッカー・フットサル選手のイラストや、スポーツウェアのデザインを制作。また日本のサッカーファンを代表して、FIFA Global Fan Movement メンバーとして活動中。

プロフィール

※2020年3月20日時点の情報

ひょうどう・しんごう/1985年7月29日生まれ、長崎県出身、34歳。172センチ、68キロ。海星中 ― 国見高 ― 早稲田大 ― 横浜F・マリノス ―北海道コンサドーレ札幌 ― ベガルタ仙台。J1リーグ通算328試合・35得点。2005年ワールドユース(現・U-20ワールドカップ/W杯)出場。

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