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【ヴィッセル神戸】岩波拓也「ラウンド16進出を決めているが、もちろん僕らは勝利に飢えている」。ACL上海申花戦へ必勝を期す

神戸の岩波拓也 (C)2025 Asian Football Confederation (AFC)

相手チームはベスト16入りの可能性を残す。吉田孝行監督「前線の3人の個の力は警戒しなければいけない」

[ACLE LF8節] 上海申花 – 神戸/2025年2月18日21:00/上海体育場

 AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートのリーグステージ(LS)8節、J1リーグのヴィッセル神戸はアウェーで中国1部上海申花と対戦する。現在2位の神戸はすでにベスト16進出を決めている。東地区内での対戦になるラウンド16は、上位が下位と対戦する組み合わせとなっていて、より上位で終えるとアドバンテージを得られる。

 吉田孝行監督はこの試合に向けて、「この素晴らしいスタジアムで試合ができることを嬉しく思います。私たちはJリーグの試合から中2日というタイトなスケジュールではありますが、できる限りの準備はしてきました。明日の試合では、選手たちが良いパフォーマンスを出してほしいです」と抱負を語る。

 また、上海申花の対策として、「上海申花はチームとしてやることが整理されている印象で、ツートップとトップ下の前線の3人の個の力は警戒しなければいけないと感じています」と警戒ポイントを挙げた。

 現在同ステージ10位の上海申花は、勝つと東地区8位以内に食い込む可能性を残す。それでも吉田監督は「神戸からもたくさんのサポーターが来てくれると思いますし、自分たちは攻守にアグレッシブなプレーで、勝点3を取れるように戦うだけです」と必勝を期す。

 また、岩波拓也は「僕たちは、ノックアウトステージ進出(ラウンド16)を決めていますが、もちろん勝利に飢えていますし、勝つために上海に来ているので、その気持ちをピッチで表現したいと思っています」と、今季まだ国内ではスーパーカップから未勝利とあって、このACLEで一つでも多く勝ちたいと強調した。

「監督からも話がありましたが、やはり前線の3人の選手は警戒しないといけないと思いますし、Jリーグでプレーをしていた選手もいるので、そういう選手の特徴も掴みながらプレーしたいと感じています。この上海のアウェーの雰囲気でもしっかり戦えるような準備をしたいです」

 浦和レッズ時代にはACL2022に8試合出場し、優勝を成し遂げている。岩波にとって、その経験を生かせる絶好の機会とも言える。

僕はこれまでにも何度かACLを戦ってきて、中国のアウェーは最も難しいと感じています。相手のサポーターの雰囲気や、相手選手の勢いに対しても戦わなくてはいけないので、そういう経験を他の選手にも伝えていきたいです」

 ラウンド16は東地区LS最終順位、1位vs8位、2位vs7位、3位vs6位、4位vs5位による、ホーム&アウェーになる。川崎フロンターレ、横浜F・マリノスの日本勢の上位4位以内が決まっていて、あとはこのLS8節をより上位で終えると、事実上、アドバンテージを得られることになる。

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 準々決勝から決勝は西地区を含めた一発勝負。サウジアラビアでの集中開催となっている。