【神戸】開始1分に失点、7分GKオビ一発退場…。ACLエリート上海申花戦、元横浜FCサウロ・ミネイロがハットトリック
神戸のオビ・パウエル・オビンナ (C)2025 Asian Football Confederation (AFC)
完全ターンオーバー。冨永虹七、井出遥也が試合終盤に意地のゴール!!
[ACL LS8節] 上海申花 4-2 神戸/ 2025年2月18日/上海体育場
AFCアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)エリートのリーグステージ(LS)8節、ヴィッセル神戸がアウェーでの上海申花戦、2-4で敗れた。開始1分に失点すると、7分にGKオビ・パウエル・オビンナが一発レッドカードで退場処分を受けて数的優位に陥る緊急事態に。すると上海申花のエースである元横浜FCのサウロ・ミネイロにハットトリックを決められてしまった。それでも試合終盤、冨永虹七、井出遥也がゴールを決めて一矢を報いて、2-4で試合を終えた。
ラウンド16のシード権と言えるLS4位以内を1試合残して確定させていた神戸は、開幕前のスーパーカップからミッドウィークと週末の連戦が続いてきた疲労も考慮し、完全ターンオーバーを敢行。より上位で終えられると優位に立てるため、売り出し中の冨永が先発するなど、フレッシュなメンバーで勝利を目指した。
ところが時計は開始1分、コーナーキックからファーにいたサウロ・ミネイロにヘッドで叩き込まれ、先制点を決められてしまう。
初めて組むメンバーとあってプレーしながら連係を深めたい神戸だったが、7分、背後のスペースを狙われたボールへ、GKオビが飛び出して対応。ところが相手選手を倒してしまい、一発レッドカードが提示されて退場処分に……。
神戸はまさか開始早々から10人対11人と数的不利となる。GK新井章太がスクランブルで出場し、トップ下に入った瀬口大翔はベンチへ退かざるを得なかった。
すると前半終了間際、陳晋一に決められ0-2に。後半に巻き返したい神戸だったが、48分、サウロ・ミネイロにこの日2点目を決められてしまった。
そして70分、サウロ・ミネイロがPKを沈めて、ハットトリックを達成。リードを4点に広げた。
それでも神戸も遠路訪れたヴィッセルサポーターのためにも、このまま終わるわけにはいかない。87分、20歳の冨永がACL初ゴールを奪取! 90+3分、75分から交代出場した井手も決めて、2-4とした。
神戸はLS3位が確定し、ラウンド16は東地区LS6位との対戦となる。
一方、上海申花は暫定で7位に浮上。明日の試合結果によっては、ベスト16進出に食い込める。
いま読まれている記事>>「日枝、出てこい」発言の太田光さん出演、フジ人気番組が突然休止。ホリエモン「批判したからじゃないの?」、社長で夫人の太田光代氏は二度も弁明…
ACLエリートのラウンド16は、LSの順位によって対戦カードが確定。東西地区それぞれ上位4チームが下位4チームと対戦する(1位vs8位、2位vs7位、3位vs6位、4対vs5位)。