二転三転…バルサ来日問題、楽天が救済も「500万ユーロ」の支払い巡り攻防か。出発前? 後?
FCバルセロナが公式サイトで発表した声明。日本行き中止を決めたと通達しているが…。※FCバルセロナの公式サイトより
チケット販売のプラットフォームとして責任。
スペイン1部FCバルセロナは7月24日、重大な契約違反が確認されたため、27日に予定されていたヴィッセル神戸とのノエビアスタジアム神戸での試合をキャンセルしたと一旦公式サイトで発表。しかし同日、『スポルト』『ムンド・デポルティボ』は一転、楽天が契約されていた支払いを補填することで合意し、バルサが来日する方向で動き出したと報じた。ところが……今度はその支払い方法について、楽天側は出発が確認されれば500万ユーロ(約8億6000万円)を支払う意向を示したが、バルサは出発前に全額が確認されなければ出発しないと主張しているという。果たして間に合うのか!?
『スポルト』によると、ヴィッセル神戸の責任企業である三木谷浩史会長の楽天は、今回のチケット販売のプラットフォームであるため(楽天チケット)、今回中止になればその責任を負う、あるいは「犯罪」について疑われる可能性もあり、残額を補償することを決めたと伝えている。
すでに韓国ツアー分の1000万ユーロ(約17億円)は支払わていて、残す日本ツアー分は500万ユーロ。楽天からは日本への出発が確認され次第、支払う意向が示された。ただしバルサはすでに信用が毀損されたとして、出発前の全額の支払いを条件にしているそうだ。
しかし一方で、基本的にバルサの一向は出発に向けて準備を進めているともいう。ただし当初予定していた木曜日の出発自体はすでにキャンセルされ、「移動面」の手配に追われていて、それが「非常に厳しい」とも言われる。チャーター機の準備も行われているとも報じている。
共同主催者だった日本と韓国の企業のうち、日本企業の未納により日本ツアーは一旦中止に。そこから一転しての実現へ。ところが、移動面でピンチか……。『スポルト』は「まさに『ミッション・インポッシブル』の映画のようだ」と刻々と変化する事態を伝えている。
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バルサの出発は木曜日の午後、あるいは金曜日に計画されているという。