【リバプール】スロット監督、ヴィラと2-2ドローも「ウルブス戦より満足している」。遠藤航は出場せず
遠藤航。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
ルイス・ディアスがベンチスタートだった理由は…。
[プレミアリーグ 29節] アストン・ヴィラ 2–2 リバプール/2025年2月20日(現地19日)/ヴィラ・パーク
イングランド・プレミアリーグ29節の先行分、首位に立つリバプールFCはアウェーでアストン・ヴィラFCと2-2で引き分けた。リバプールのエース、モハメド・サラーが1ゴール・1アシストの活躍を見せた。一方、日本代表MF遠藤航はベンチ入りしたものの出場機会を得られなかった。1試合消化の少ない2位アーセナルFCとは8ポイント差だ。
リバプールのアルネ・スロット監督は試合後の記者会見で、「唯一この結果でも満足できる理由を挙げるならば、相手が2点目を取ったあと3度目のチャンスを作っていたこと。それが唯一「よし、勝点1を取れて良かった』と言える理由かもしれませんが、それ以外は満足していません」と、悔しい思いを口にした。
攻勢に立ちながら前半を1-2で折り返し、同点に追い付いたあとはダルウィン・ヌニェスがビッグチャンスを逃す場面も……。どんなに好調なチームでも、必ずシーズンの中では低迷する時期があるものなのか。その問いに指揮官は決して”不調”ではないと強調する。
「今日のパフォーマンスは、(勝利を収めた直近の)ウルブス戦のパフォーマンスよりもはるかに満足しています。私が最も好むのは、ボールを大切に扱い、後方からボールを持ち出して、チャンスを作り出すこと。ヴィラとのアウェーゲームは常に難しい試合だと思っていたので、私は(パフォーマンスが)落ちたとは思っていません」
狙ったゲームはできていただけに、「不運」もあったと受け止めていた。
また、ルイス・ディアスがベンチスタートだったことについて。スロット監督は次のように語る。
「ルーチョ(ルイス・ディアス)は7日間で3試合プレーしていたからです。コーディ(ガクポ)もいて、必要に応じて入れ替えられると分かっていました。しかし、コーディがエヴァートン戦でで負傷し、ウィンガーが一人しかいなかった。 だから、今日はこれでいけると思い(カーティス・ジョーンズの起用)、チャンス数を考えれば、上手くいったと感じています(シュート数は17本対9本と大きく上回った)」
「結果的に、やり方が違っていたら、どうなっていたか分かりません。ただルーチョをまた90分プレーさせるのは賢明ではありませんでした」
開幕から好調をキープしてきた。ところが、首位に立ちながらもリバプールはこのタイミングで、前線の組み合わせの最適解を探る状況にもなっている。あるいはディアス、ジョッタ(もしくはヌニョス)、サラーで固定できれば、再び快走するのだろうか。
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リバプールは2月23日25時30分から、アウェーでのマンチェスター・シティとの大一番を迎える。