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空中戦、シュート…C大阪のGKキム・ジンヒョンが同点弾を演出

C大阪のキム・ジンヒョン(左)と丸橋祐介。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

CKから二度ボールに絡んで、ソウザの同点ゴールをもたらす。

[J1 27節] 湘南 1-1 C大阪/2018年9月22日/Shonan BMWスタジアム平塚

 C大阪は開始1分に杉本健勇が右肩を痛めて交代を余儀なくされるというアクシデントに見舞われる。それでも攻め続けたものの、湘南ベルマーレのゴールをこじ開けることができない。

 すると87分にワンチャンスをモノにされ、大野和成にボレーで先制点を決められてしまう。

 しかし――。ここから凄まじいばかりの存在感を示したのが、GKキム・ジンヒョンだった。

 アディショナルタイムに突入した90+2分、カウンターから抜け出した石川俊輝との1対1で、シュートコースを完璧に消してブロック! 湘南に試合を決定づける1点を与えなかった。

 迎えた90+4分、ラストプレー。身長192センチの守護神も湘南ゴール前に上がって攻撃参加する。

 丸橋祐介の左コーナーキックから混戦になると、キム・ジンヒョンが梅崎司との空中戦にジャンプヘッドで競り勝って、ゴール前へ配球。さらにゴール前での混戦が続くと、目の前にこぼれたところを右足でシュート。その跳ね返ったボールをソウザが叩き込んで、C大阪が同点に追いついた。

 同点弾のソウザは「ゴール前でもみくしゃになっていたいたが、ボールがこぼれてきて決められた。僕らの最後まで諦めない姿勢が最後のゴールにつながった」と語った。まさに総力戦を物語る、キム・ジンヒョンの渾身のパワープレーだった。

文:サカノワ編集グループ

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