【なでしこ】熊谷紗希が頭から流血「包帯を巻いて出てきて、笑ったと思うけど」
熊谷紗希 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
強豪4か国による『SheBelieves Cup』、米国を下して優勝トロフィーを掲げる。
[SheBelieves Cup 第3戦] アメリカ 1–2 日本/2025年2月27日12:30(現地26日)/スナップドラゴン・スタジアム(サンディエゴ)
『SheBelieves Cup』の事実上の決勝となった第3戦、なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)が籾木結花と古賀塔子のゴールで、アメリカ女子代表に2-1の勝利を収めて、今大会3連勝で優勝を果たした。同大会、初優勝。また米国からは13年ぶり通算二度目の勝利に。
熊谷紗希はこの試合、センターバックとしてフル出場。キャプテンマークを巻いてプレーし、優勝セレモニーでは中央に立ってトロフィーを掲げた。
後半戦、熊谷は空中戦で競り合った際、相手のおそらく歯が頭部にあたって裂傷を負った。日本の4番は一度ピッチにうずくまり、そのあとチームドクターによるチェックを受けると、ピッチ外に出て応急処置を受けた。すると熊谷は負傷箇所をテーピングでもぐるぐる巻きにして登場。そのあと、再び同じ選手と競り合ったが、そのケガを意にも介さずに弾き飛ばしていた。
試合は日本が2-1で勝利。4-3-3のシステムが機能し、アメリカの猛攻を受ける時間帯もあったが、イニシアチブを握りながら試合を終えた。
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熊谷は試合後のフラッシュインタビューで、解説を務めていた元なでしこジャパンの岩渕真奈さんから「頭のケガは大丈夫ですか?」と心配されると、「まなちゃん、包帯を巻いて出てきた時、たぶん笑ったと思うんですけれど……、大丈夫です」と笑った。この試合については、ニルス・ニールセン監督が強調していた「勇敢に戦うこと」を実現できたことが勝利につながったと喜んだ。