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セブン社長交代&自社株買い、堀江貴文氏「茨の道ではないか」と心配する一方「株主重視の姿勢でいい流れ」と評価

セブンイレブン(C)SAKANOWA

『ホリエモンチャンネル』で「セブン&アイHDが2兆円の自社株買いをすることについて解説します」と題した動画を公開。

 実業家のホリエモンこと堀江貴文氏が3月6日、ユーチューブの『ホリエモンチャンネル』で「セブン&アイHDが2兆円の自社株買いをすることについて解説します」と題した動画を公開し、さっそく多くの視聴者が訪れている。セブン&アイ・ホールディングスは初の外国人経営者となる日本語も流暢なスティーブン・ヘイズ・デイカス氏に社長交代し、そして2030年度までに2兆円分の自社株買いをすると発表した。

 堀江氏はセブンが生き残る選択肢として、これまで報じられていたカナダのアリマンタシォン・クシュタールの買収に応じる、あるいは「自主独立で株価を上げて行く」と、その二択しかないと語ってきた。今回その後者を選択することになった形だ。

 セブンは2030年度までに約2兆円の自社株買いをするという。また、海外事業などにメスを入れることなども解説。ホリエモンは「そこまでして自主独立したいのかという疑問はある」とはいうものの、「これまでサラリーマン経営者が弛緩した経営をしてきて、株主の声が届かない経営をしてきました。ここに来て、より株主重視の姿勢でないと生き残っていけないと、そういった流れになってきたのは非常にいい流れではないかと思います」と評価した。

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 それでもコンビニエンスストア最大手であるセブンイレブンの最近の客離れ、経営コスト問題、少子高齢化による人材難……、そもそもまず解決していかなければいけない課題は山積みだ。堀江氏は「茨の道ではないかという気もしなくない」と、今後も難しい局面が待っていると展望する。「中長期的に株価が上がらなければ今回の改革は“失敗”になり、そうするとまたクシュタールが買収に来るのではないか」と、しばらくすると、再び攻防もあり得ると見ていた。