成功率100% 遠藤航に蹴ってほしかった…。リバプールCL敗退、パリSGにPK戦の末
遠藤航。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
デンベレ弾、最後はドンナルンマが立ちはだかる。
[CL ラウンド16 第2戦] リバプール 0(0-1、0EX0、1PK4)1 パリSG / 2025年3月12日(現地11日)/アンフィールド ※2戦トータルスコア1-1、PK戦の末、PSGが準々決勝進出
UEFA欧州チャンピオンズリーグ(CL)、リバプールFCがパリ・サンジェルマンとのラウンド16の第2戦(セカンドレグ)、延長120分の末に0-1で敗れると、2試合トータル1-1となってPK戦に突入。パリSGのジャンルイジ・ドンナルンマが立ちはだかって2本を止められると、1-4で落としてCL敗退となった。
新方式となったリーグフェーズで7連勝を果たし(7勝1敗)無敵ぶりを見せていたリバプールだが、悲願のCL初制覇に燃えるパリSGの軍門に下った。
第1戦を圧倒的に攻められながらも1-0で制したリバプールだが、この日も苦戦を強いられた。12分にウスマヌ・デンベレがゴールを決めて、トータルスコアを1-1とされる。プレミアリーグでは圧巻の存在感を示すモハメド・サラー、ルイス・ディアスだが、ヌーノ・メンデス、アクラフ・ハキミの両サイドバックに優位性を保てずゴールを割れない。
遠藤航は延長111分、最後のカードで投入された。PK戦ではドンナルンマが、交代出場したダルウィン・ヌニェス、カーティス・ジョーンズのPKをストップ! 一方、パリSGは一番手にヴィトール・フェレイラ、二番手に“PK職人”として120分に投入されたゴンサロ・ラモス、三番手にエースのデンベレ、そして四番手にデジレ・ドゥエと用意周到で全員成功。パリSGが4-1でPK戦を制した。
このメンツであれば仕方ないのかもしれない。ただ遠藤はこれまでのキャリアで、浦和レッズ時代の2015年のルヴァンカップ決勝のガンバ大阪戦などPKを3回全て成功させていた。最もパワーの残っていた選手でもあり、蹴ってほしかったが……。
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アルネ・スロット監督就任1年目のリバプールは、CLのタイトルを逃すことに。次戦は3月16日(日本時間17日1時30分)、ニューカッスル・ユナイテッドFCとのカラバオカップ決勝に臨む。