【鹿島】鈴木優磨 & レオ・セアラ、見逃せない強力2トップの守備への献身。浦和とのクラシコへ!
鹿島の鈴木優磨。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
これまで二人で5試合・8ゴール。一方、レオ・セアラ「センターフォワードだけれど、守備でも貢献したい」。
[J1 6節] 鹿島 – 浦和/2025年3月16日14:00/県立カシマサッカースタジアム
J1リーグ 鹿島アントラーズが3月16日、ホームで浦和レッズと対戦する。リーグ5連勝、そしてJ1最長ホーム26試合連続無敗への記録更新がかかる。
直近の柏レイソルとの上位対決では、レオ・セアラがハットトリックを達成し、3-1の勝利を収めた。今季これまでリーグ5試合に出場し、リーグトップとなる通算5ゴールを記録。浦和戦でも“再爆発”が期待される。
今季これまで通算11ゴールはリーグ最多。そのうちレオ・セアラがリーグトップ5得点、そして鈴木優磨が3得点を奪っている。むしろ、連動性が噛み合えば勢いはさらに増していきそうで、その個性と特長も際立つインパクトのある2トップを形成しつつある。
一方、失点数も5試合・3失点。2試合が無失点だ。
ただ鬼木達監督はあくまでも勝利へのこだわりを口にする。「勝点3=ゴール数で相手を上回る」という結果にフォーカスし、スタジアムで一緒に闘ってくれたサポーターに一度でも多くのゴールの興奮をもたらすことを選手たちに求める。そのうえで無失点であれば、より理想的というスタンスだ。
攻撃的な守備――切り替えのスタートなるディフェンス。鬼木監督の姿勢が浸透しつつあるなか、鈴木優磨とレオ・セアラから始まるプレッシングの強度とその献身性は、最近の好調を語るうえで欠かせない要素だ。実際、そのハイプレスからフィニッシュに持ち込むシーンも作りだせている。
レオ・セアラは語る。
「私はセンターフォーワードですけど、守備でも貢献したいと考えています。優磨との2トップは、ひとりがずっと前から追いかけていたら消耗してしまうので、お互いに助け合いながら守備で貢献することが大事だと思っています」
もちろん、どのようなプレスの掛け方が今季のチームとメンバーにとって最適かなど、まだまだ模索している段階でもある。そこが伸びしろにもなっている。
関連記事>>【鹿島】レオ・セアラが浦和戦へ「このホームで戦うのは難しいはず。自分も経験してきた」
浦和との“クラシコ”は3年間6試合連続で引き分けている。2トップとマリウス・ホイブラーテンとダニーロ・ボザとのマッチアップは注目され、切り替えでの鬼木監督が強調する“際の戦い”が勝敗を分ける一つ重要なポイントにもなりそうだ。