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日本代表W杯最速決定、ドイツの反応「ブンデスパワーたっぷり」「また来たぞ」「前回大会、GS敗退の決定的要因」

日本代表の(左から)板倉滉、三笘薫、堂安律。写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

堂安、板倉、伊藤が先発、町野が交代出場。元フランクフルトの鎌田が決勝点。

 サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が3月20日、バーレーン代表に2-0の勝利を収めて、アジア最終予選(3次予選)6勝1分けの勝点19と無敗で8大会連続となるワールドカップ(W杯)出場を決めた。同予選3試合を残しての世界最速での決定となった。

 48チーム制となる来年の北中米W杯は、ホスト国のアメリカ、カナダ、メキシコの3か国が出場を確定。日本が予選突破では最初、通算4か国目となる。

 ドイツでは最大部数を誇るタブロイド『ビルド』は同日、「約1年半前に決定、最初のWM(ヴェルトマイスター=W杯)参加国に」と日本のW杯出場権獲得を伝えた。

 同メディアは「彼らがまた来たぞ」と、前回カタールW杯で「ドイツ代表が1-2と衝撃的な敗戦を喫した日本が、予選突破を果たす最初の国になった」と、この試合結果よりも2022年のW杯での結果を改めて強調している。

 また、「ブンデスリーガのパワーたっぷり」と、バイエルン・ミュンヘンの伊藤洋輝、ボルシア・メンヒェングラートバッハの板倉滉、SCフライブルクの堂安律が先発。ホルシュタイン・キールの町野修斗が交代出場し、さらに元アイントラハト・フランクフルトの鎌田大地(クリスタルパレス)が先制点を決めたことをレポートする。

「日本はこれで8大会連続8度目のワールドカップ出場だ。2022年のカタール大会では、グルプステージでドイツは敗れ、過去4度の世界王者が早期敗退を喫する決定的な要因となった」

 そのように再び前回W杯の敗戦とGS敗退について言及。2023年9月の親善試合でも日本に1-4と敗れ、ドイツ代表史上初のハンス=ディーター・フリック監督解任も味わっている。いろいろなつながりもあり、日本とは因縁を感じているようだ。

 ただし、ユリアン・ナーゲルスマン監督のもとでドイツ代表は、まだまだ予断を許さないものの再び強豪復活への道を歩みつつある。W杯ヨーロッパ予選J組では9勝1敗でぶっちぎりの1位、21日のネイションズリーグ準々決勝のアウェーでの第1戦では、イタリア代表に2-1の勝利を収めている。

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 FIFAランキングはドイツが10位、日本が15位。