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J2裏天王山で札幌が愛媛に逆転2連勝、岩政監督「反省の多い試合。その分、大きな勝利だった」

岩政大樹監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

4バックへシステム変更後に6ポイント獲得、降格圏から脱出。

[J2 6節] 愛媛 1-2 札幌/2025年3月23日14:00/ニンジニアスタジアム

 J2リーグ6節、北海道コンサドーレ札幌が2-1で愛媛FCに逆転勝利を収め、リーグ2連勝で降格圏から脱して16位に浮上した。愛媛は開幕から6試合勝利なし。

 この試合まで19位・札幌、最下位20位・愛媛という裏天王山に。先制したのは2連敗中の愛媛だ。開始9分、森山公弥が鮮やかなボレーを沈めて、ゴールネットを揺らす。

 ただ、個の力で上回る札幌が徐々に主導権を掌握。36分、右サイドを打開した近藤友喜の折り返しにアマドゥ・バカヨコが合わせて同点に。そして82分、右クロスを愛媛がクリアミス。背後にいた韓国代表歴のあるキム・ゴンヒがボレーでねじ込み、2-1と逆転した。4-4-2(4-2-3-1)へシステム変更後に2連勝し、2勝4敗で勝点6に伸ばした。

「反省の多い試合でした。その分、大きな勝利だったと思います」

 札幌の岩政大樹監督は試合後のDAZNのフラッシュインタビューでそのように切り出し、「体もあまり動かなかったし、戦い自体も苦しい展開が続きました。修正、修正しながら……何とかという試合でした」と振り返った。

 2連勝と”結果”がついてきたものの指揮官は「まだ負け越しているので、結果が出ているとは思っていません。継続的にやらなければいけないこと、今日また新たに出たこともあり、そこを分析してしっかり次へ向かいたいと思います」と、気を引き締める。

 このあとは26日のルヴァンカップを挟んで、29日には再び札幌に戻ってヴァンフォーレ甲府と対戦する。

「これまで6試合中5試合がアウェーですから、ここで2連勝できたのは非常に大きいです。ここからホームの試合が続くので、勢いに乗りたいと思います」

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 低迷するものの力のある甲府戦は、今後を占う一つ重要な試金石になりそうだ。