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【現地ドイツ発】首位バイエルンはドルトムントとドロー。勝点6差、2位レバークーゼン取りこぼす

バイエルンはドルトムントとドロー…。ラファエル・ゲレイロが大仕事! (C)Midori IKENOUCHI

途中出場の2選手が結果を残す。

[ブンデスリーガ 29節]バイエルン 2-2 ドルトムント/2025年4月13日(現地12日)/アリアンツ・アレーナ

 ブンデスリーガ29節、首位バイエルン・ミュンヘンはボルシア・ドルトムントとのホームゲーム、2-2で引き分けた。2位バイエル・レバークーゼンはウニオン・ベルリンを一方的に攻めたもののスコアレスで引き分け、勝点6差のままに。

 両チームともにミッドウィークにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第1戦、バイエルンははインテル・ミランにホームで0-1、ドルトムントはFCバルセロナとアウェーで0-4と敗れて、巻き返しを図るべく、この一戦に臨んだ。

 バイエルンは今季での契約満了による退団が決定したトーマス・ミュラーが久々にキャプテンマークをつけてスタメンで出場。大声援を受けて幕を開けたなか、両者ともに何度もゴールチャンスを作ったものの、得点に結びつかずスコアレスで折り返した。

 後半開始早々、マクシミリアン・バイヤーのシュートがGKヨナス・ウルビッヒの股を抜けて、ドルトムントが先制。それでも65分、キム・ミンジェと代わって入ったラファエル・ゲレイロが、ミュラーからパスを受けると右足で巧みに叩き込み1-1の同点とする。

 バイエルンに流れが来る。すると69分、セルジェ・ニャブリがドリブルから切れ込んで、逆転弾を叩き込んでみせた。

 しかしドルトムントもあきらめない。75分、畳みかけると、ヴァルデマール・アントンが決めて、2-2に追い付いた。

 ドルトムントのニコ・コヴァチ監督は試合後の記者会見で「バイエルン戦はいつも特別な試合。前半に得点のチャンスがあったものの生かせなかったが、後半に2点を決められ、引き分けとなったものとても満足する試合になりました」と笑顔を見せた。一方、バイエルンのヴァンサン・コンパニ監督は「無得点に終わった前半は、チャンスも多くもっと生かせるはずでした。ブンデスリーガも残りわずか(あと7試合)、全てのポイントが非常に重要になってきます」と、負けなかったことを前向きに受け止めようとしていた。

 4月15日と16日に両チームはCL準々決勝の第2戦を控えており、両監督は記者会見のあとハグをして笑顔で記者会見を終えた。

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 バイエルンの日本代表DF伊藤洋輝は負傷により欠場している。

text and photo by Midori IKENOUCHI