久保建英が古巣ビジャレアル戦で惜しい決定機を作る。前半は“前向き”、後半は“後ろ向き”、レアル・ソシエダ2-2ドロー
久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
崩すシーンほとんどなかったが、辛うじて勝点1を獲得。
[スペイン1部 32節] ビジャレアル 2-2 R・ソシエダ /2025年4月20日/エル・マドリガル
スペイン1部リーグ32節、ビジャレアルCF 対 レアル・ソシエダの一戦は2-2で引き分けた。ソシエダは2試合未勝利に。レアル・マドリード時代に半年間レンタル移籍で在籍した古巣相手に、久保建英(Takefusa KUBO)は右ウイングで先発し、85分までプレーした。
ビジャレアルペースで試合が進み、7分、ジェレミ・ピノが決めて、ホームチームが先制する。
19分、ソシエダはハンドのファウルで得たPKをミケル・オヤルサバルが決めて追い付く。28分には久保が右サイドからクロス気味の柔らかいキックと放つとゴール枠内に飛び、GKに弾かれたあとバーを叩く惜しいシーンを作った。
さらに49分、オヤルサバルはGKへのチェイシングからラッキーな得点を決めて2-1と逆転する。
だが、そこからはビジャレアルの一方的な展開に。60分に同点にすると、さらに畳みかける。
レアル・ソシエダは5-4-1にして早い段階から守備を固める。前半はサイドに張り出して“前向き”のプレーをしていた久保だが、後半はその5バックの前で引きながら“後ろ向き”でプレーすることがほとんどに。
ビジャレアルはしっかり打開して三度ゴールネットを揺らした。しかし、いずれもオフサイドなどファウルで認められず。最後はやや厳しい判定で、レアル・ソシエダは救われたと言えた。
久保は85分にブライス・メンデスと交代に。レアル・ソシエダは崩すシーンがほとんどなし。後半は見せ場もなく、2-2で引き分けた。
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レアル・ソシエダは勝点1を積み上げて、42ポイントで9位。