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田中碧がついにプレミアリーグの舞台へ!リーズ1部昇格、デュッセルドルフ時代からの2部の壁を越える

プレミアリーグ昇格を決めたリーズの田中碧。歓喜の輪の中心にいた。写真:REX/アフロ

“四度目の正直”、チームとともに1部行きを果たす。

 イングランド・チャンピオンシップ(2部)44節、リーズ・ユナイテッドFCがストークシティFCに6-0の勝利を収めて、3シーズンぶりとなる来季2025-26シーズンのプレミアリーグ昇格を決めた。

 田中は4-2-3-1のボランチで先発フル出場。『10番』をつけるオランダ人FWヨエル・ピルーがハットトリックを超える4ゴールを奪い、イタリア代表の右ウインガーであるウィルフリード・ニョント、スペイン人DFジュニオル・フィルポも1得点ずつ決めて、瀬古樹の所属するストークに6-0の大勝を収めた。

 川崎フロンターレ出身で26歳の田中は、2021-22シーズンからドイツ・ブンデスリーガ2部フォルトゥナ・デュッセルドルフでプレー。しかし昇格プレーオフでのショッキングな大逆転での敗退を味わうなど、3シーズン連続で1部昇格を逃した。ドイツ2部のロングボールとパワーを重視したなか、レギュラーから外される時期も短くはなかった。

 より自身に合うスタイルを探って辿り着いたリーズでは、ボランチとして欠かせぬ存在として攻撃を牽引した。今季これまでリーグ41試合・4得点・2アシストと活躍し、プレミアリーグ昇格に大きく貢献した。

 2部リーグで戦い続け、“個人昇格”ではなく、チームとともに自らの力で1部リーグへ昇格を果たす。“四度目の正直”で、そのミッションを成し遂げてみせたのは見事だ。

 今年に入り日本代表としては北中米ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得している。これから田中の時代が来るか!