【浦和】スコルジャ監督が川崎Fの2選手を警戒「最も強力な武器を我々にぶつけてくる」、長谷部監督との対戦へ「今は両監督とも、相手チームのメンバーがどうなるかを考えている」
川崎戦に向けて抱負を語った浦和のスコルジャ監督。(C)SAKANOWA
クラブW杯前の大連戦、中2日でアウェー2試合。
[J1 13節] 川崎 – 浦和/2025年5月21日19:00/Uvance とどろきスタジアム by Fujitsu
J1リーグ浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が5月19日、オンラインによる記者会見に臨み、2日後のアウェーでの川崎フロンターレ戦に向けて抱負を語った。
浦和はアメリカ・クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)(初戦:日本時間6月18日4時/リーベル・プレート戦)を前に、ミッドウィークを挟んでの6連戦中にある。3、4試合目は、中2日でのアウェー連戦(24日に名古屋グランパス戦)という厳しい日程が組まれる。
今回の対戦は浦和が中3日(ホーム→アウェー)、川崎が中2日(ホーム連戦)で迎える。
この一戦へ指揮官は、川崎の長谷部茂利監督とともに、メンバー構成について探り合っているのではないかと語った。
「今は両監督とも、相手チームのメンバーがどうなるかを考えていると思います。消耗していない選手を起用したいと考えていると同時に、ケガのリスクは避けたいと思っています。川崎は何度も中2日という状況を経験し、そこではかなり多くの選手を入れ替えて戦っています。しかし最も強力な武器を我々にぶつけてくると思います。それはエリソンとマルシーニョです。彼らは試合のいかなる時間帯でも重要な役割を果たします」
そのようにブラジル人アタッカーの二人を警戒した。
「こういった試合では個人の能力が重要になってきます。だからこそ、ブラジル人選手二人の名前を挙げさせてもらいました。浦和にもスキルのある選手が揃っています。もしかしたら、個人の能力のところで勝負が決まるかもしれません」
また、鬼木達前体制から長谷部監督になっての川崎のスタイルの変化について、次のように話す。
「より攻守のバランスの取れたチームになっていると思います。鬼木監督はよりビルドアップや攻撃のところに重点を置いていたと感じます。長谷部監督は攻守のバランスを取ろうとしていて、相手の強みを消そうとする監督でもあると思います」
クラブW杯に臨むため、浦和は最大約1か月半(決勝は日本時間7月14日)、J1リーグから離れる。Jリーグはその期間も開催されるため、基本的には勝点差をつけられることになる。それだけに、スコルジャ監督はより勝点3を獲得していきたいと強調する。
「浦和はクラブW杯までにできるだけ勝点を取ろうとしている状況です。ACLのあとの川崎も同じような状況にあります。現在、鹿島がかなり勝点を積み上げ、柏はいいパフォーマンスを見せながら2敗目を喫したもののポイントを稼ぎ、京都はしっかり毎試合勝点を積み上げています。クラブW杯前に、我々もしっかり勝点を積み上げておかないと、クラブW杯後、目標に向かっていくことが難しくなります」
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上位に食らい付くためには負けられない。ここで連勝を収めて、一段とチーム力を引き上げたい!