レアル・マドリードとの今季最終戦、久保建英がモドリッチの花道を作る。エムバペ2発、完敗のソシエダは11位でフィニッシュ
久保建英 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA
アシストになりかけた場面はあったが…インパクトを残せず。
[スペイン1部 38節] R・マドリード 2-0 R・ソシエダ /2025年5月24日/サンチャゴベルナベウ
スペイン1部リーグ最終38節、レアル・マドリードがキリアン・エムバペの2ゴールで、レアル・ソシエダ に2-0の勝利を収めた。ソシエダのサッカー日本代表(SAMURAI BLUE)MF久保建英(Takefusa KUBO)はフル出場。今季限りで退団するマドリードのルカ・モドリッチが85分に交代する際、両チームの選手が花道を作り、久保も拍手を送った。
両チームともに若手や今季出場機会の少なかった選手、退団する予定の選手たちが先発に名を連ねた。そうしたなかで38分、エムバペが一度PKを止められながらも、跳ね返りを自ら沈めて先制。さらに後半の83分、フランス代表エースは途中出場したヴィニシウスとの連係から狭いニアゾーンを貫くショットを突き刺し、試合を決定づける2点目を決めた。
久保は4-3-3の右ウイングでフル出場。後半途中にはゴールライン沿いをドリブルで巧みに抜けて、折り返してアシストになりかけたが……惜しくも相手DFにクリアされた。
ただ見せ場はそれぐらい。“古巣”相手にインパクトを残せなかった。
来月24歳になるレフティはすでに北中米ワールドカップ(W杯)の出場権を獲得しているアジア最終予選6月シリーズに臨む日本代表の一員に選ばれている。ただ、この日の元気のなさは少し気掛かりだ。
カルロ・アンチェロッティ監督が退団し(ブラジル代表監督に就任)、OBであるシャビ・アロンソ監督の就任が決定的なレアル・マドリードは2位で来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得。一方、イマノル・アルグアシル監督が退任するソシエダは11位で終え、2年前にCL、今季ヨーロッパリーグ(EL)と獲得してきたヨーロッパカップ戦の出場権を逃した。
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久保はこのあと日本代表に合流。5日にパースでのオーストラリア代表、10日に大阪吹田でのインドネシア代表戦に臨む。