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【浦和】クラブW杯 リーベル戦へ松尾佑介「引きたくはない、僕らはチャレンジャーなので」。ポイントは開始10分、“弱点”を見出せるか

ポートランドでトレーニングする浦和の松尾佑介。(C)URAWA REDS

期待される世界を驚かす一発。「ゴールをほしくない選手がいたら、サッカーをやめたほうがいい」。

[米国クラブW杯 E組 GS1節] 浦和 – リーベル/2025年6月18日4:00(現地17日12:00)/ルーメン・フィールド(シアトル)

 クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)グループステージ(GS)第1戦、J1リーグ浦和レッズの松尾佑介(Yusuke MATSUO)が現地6月16日、翌日のリーベル・プレートの対戦に向けて抱負を語った。

 時差などを考慮して5日にアメリカに入り、ポートランドを拠点に活動してきた。松尾はこの期間の調整を振り返り、「非常にいいと思います。でも結局明日にならないと分からないので、楽しみですね」と静かに闘志を燃やしていた。

 リーベルのマルセロ・ガジャルド監督は記者会見で、浦和にはスピードのある選手がいるので警戒していると語っていたという。それは、おそらく松尾だろうと見られる。

「チームとしていろいろな攻撃の形があり、そこに身を任せる感じで、僕はいつも通りやっていきたいと思います。相手のフォーメーションは少し異なる形の4-3-3で、どこが空いているのか試合中に観察しながら、センターバックの裏なのか、手前なのか、状況や嚙み合わせにもよりますし、最初の10分ぐらい観察して、弱点だなと思うところを探していていければと思います」

「自分がキーマンだとは思っていません。ただ、一つ言えるのは僕らはチャレンジャーであること。しっかりチャレンジしていきたいです」

 そして松尾は「ボールを握る時間もきっとあるので、適切な判断をチームとして下せるか。引きたくはない、チャレンジャーなので。チャレンジすることが大事だと思います」と、真っ向から挑むことの大切さを強調した。

「(リーベルの印象は?)攻撃に特長のあるチームだと思います。守備に少し穴があるのかなと。相手は攻撃的に支配しようとしてくると思いますが、守備でもゲームを作れるのが僕らの強みでもあります」

 松尾にゴールが期待されるところだが……。改めて覚醒を遂げているアタッカーは「ゴールがほしくない選手がいたら、サッカーをやめたほうがいいですね」と言って締めた。

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 チームとしてスカウティングしてきたスタイルを遂行するなか、松尾は虎視眈々とゴールを狙う。

Posted by 塚越始