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【なでしこ】田中美南がスペイン代表から反転左足弾で先制!

田中美南がスペインから先制! 写真:早草紀子/(C)Noriko HAYAKUSA

しかし前半終了間際、同点ゴールを決められる。北川ひかるが早々に負傷交代に…。

[親善試合] スペイン女子代表 – 日本女子代表/2025年6月28日4:00/エスタディオ・ムニシパル・デ・ブタルケ

 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)がスペイン女子代表との国際親善試合、田中美南の反転からの左足のシュートで先制に成功した。しかし劣勢を強いられるなか、44分、同点ゴールを決められてしまい、1-1で後半に突入している。

 なでしこはアメリカでプレーする選手主体の構成に。一方、スペインは今夏開催される女子EUROに向けた壮行試合的な位置づけ。CDレガネスのホームスタジアムとして知られるブタルケで現地21時にキックオフを迎えた。

 立ち上がりからスペインがボールを保持して、自陣からしっかりとパスをつないでくる。日本は早々の20分、キックの際に足(ヒザの可能性)を傷めたニルス体制全試合に出場していた北川ひかるが交代を余儀なくされ、宝田沙織と代わる。

 迎えた30分、日本が敵陣のビルドアップのカットに成功。ショートカウンターを発動させ、藤野まいかの右からのマイナスのパスを、31歳のエースストライカー田中が絶妙なトラップから反転、左足でシュートを突き刺してみせた。

 ただ2023年女子ワールドカップ(女子W杯)女王スペインがより主導権を掌握する。すると前半終了間際の44分、北川を失った日本の左サイドが簡単に崩されてしまい、左ウイングのクラウディア・ピナに同点ゴールを決められてしまい、1-1で折り返した。

 前半のデータは日本から見て、シュート数が1本 対 8本、ボール保持率が73パーセント対27パーセント。なでしこは劣勢の中で勝機を見出した戦いを見せている。

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 この試合、ニルス・ニールセン監督はテーマとして、「ボールキープ」と「判断力」を挙げている。思い切ったトライのなかで、後半、2点目を狙う。