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【クラブW杯】ドイツ代表『10番』バイエルンのムシアラ、左足が曲がり…PSG戦で厳しい重傷。ミュラー復帰は?

パリSG戦で重傷を負ったバイエルンのムシアラ。写真:ロイター/アフロ

腓骨骨折、複数の靭帯断裂・損傷の疑い。全治約5か月か。

[クラブW杯 準々決勝] パリSG 2-0 バイエルン/2025年7月6日/メルセデス=ベンツ・スタジアム(アトランタ)

 アメリカ・クラブワールドカップ(クラブW杯)準々決勝、ドイツ1部FCバイエルン・ミュンヘンはフランス1部パリ・サンジェルマンに0-2で敗れ、ベスト8で姿を消すことになった。

 ドイツ代表の『10番』をつけるジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)は前半アディショナルタイム、相手ゴール前でGKジャンルイジ・ドンナルンマと接触。ムシアラの左足が曲がってしまい、そのまま立ち上がれず、担架で運ばれた。

 試合はパリSGに退場者が出ながらもバイエルンが決め手を欠き、0-2で敗れた。

 ムシアラはこれから精密検査を受けるが、『ビルド』によると、腓骨骨折、さらに複数の靭帯を断裂・損傷している疑いがある。全治は約5か月はかかる見込み。

 貴重なトップ下をバイエルンは失い、すぐさま浮上したのが、バイエルンでの最後の戦いに臨んでいたトーマス・ミュラーの“復帰”だ。今季限りでの退団を発表しているが、ムシアラ離脱で再契約の可能性はあるのか……。

 ミュラーは試合後、記者たちから再契約の可能性について唐突に聞かれ、「その質問をすることは理解できるが、私にとって心地よいものではない」と取り合わなかったという。またマックス・エベール・スポーツダイレクターも、そのような考えはないと答えたそうだ。

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