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【中国戦 通信簿・採点】望月ヘンリー海輝に最高点「5」。 細谷真大、早川友基ら3選手も高評価。サッカー日本代表、東アジアE-1選手権

【最優秀選手】望月ヘンリー海輝(日本代表)

無失点に抑えた3バックは、いずれも及第点だが…。

[東アジアE-1選手権 第2戦] 日本代表 2–0 中国代表/2025年7月12日19:24/龍仁ミルスタジアム(韓国)

 東アジアE-1選手権・第2戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が中国代表戦、細谷真大、望月ヘンリー海輝のゴールで2-0の勝利を収めた。日本は2連勝。

この試合の通信簿・採点は次の通り。

◎日本代表 通信簿(採点)
ポジション 背番号 選手名 採点(評価)
寸評

※通信簿にちなみ5段階評価で採点。

「5」が最高、「1」が最低。
対象は原則プレー時間20分以上

▼先発メンバー
GK 12 早川友基 4
J1リーグでのセーブ率トップの実力を見せ付けるビッグセーブ。不動の日本代表GK陣に食い込んでいく“挑戦権”を手に入れたか。

DF 5長友佑都 3
2022年のカタールW杯以来の先発出場。3バックのストッパーはほぼ初めてで、そこで最ベテラン長友にしかない特長・武器を見せていきたい。

DF25 綱島悠斗 3
東京Vでは3バックのセンターがメインポジションで、今回は右ストッパーで出場。時間が経つごとに守備面の対応力の高さは見せた。攻撃への関与がテーマに。

DF22 植田直通 3
3バックのセンターで出場。谷口彰悟の長期離脱により、板倉滉のみとなっている日本代表のテーマのポジションの一つであり、その高さと強さは魅力であり、ミスもあったなか可能性を示せた。

3バックはほぼピンチなく無失点に抑えたことで、いずれも及第点「3」とした。ただ、3人ともやや「2」に近いところでの評価に。

MF 20 俵積田晃太 3(▽64分)
何度かサイドを打開し相手DFを翻弄。個の能力の高さは示しただけに、今後は勝利やゴールへの執着も鍵になりそう。

MF 2 望月ヘンリー海輝 5 【最優秀選手】
カットインから左足で代表初ゴール。4バックの右SB、3バックのWBと、その両方に高く適応できるところを見せた。フルメンバーでの争いにも食い込んできそうだ。

MF 8 田中聡 3(▽HT)
細谷の先制ゴールをアシスト。一つ結果を残したが、やや強引なパス選択も目立った。

MF 17 宇野禅斗 2
チーム全体に言えたが、ピッチ中央でのタテパスに固執。相手の5-4-1が生きてしまう、奪われれば逆襲になる選択を続けていた印象も。

MF 11 原大智 2(▽HT)
途中合流からの先発抜擢。相手DFを引き出し、連れ出してスペースを作り出した。不慣れなシャドーで、加えてスペースも限られ、彼らしいダイナミックな攻撃をなかなか展開できなかった。

MF 21 佐藤龍之介 3(▽70分)
シャドーで起用され、これまで以上に攻撃への積極性が感じられた。日韓戦、ゴールorアシストの結果がほしい。

FW 10 細谷真大 4(▽90分)
ストライカー細谷の魅力が詰まった一撃! 獰猛さがピークにあると力を発揮する。その“嗅覚”の使い分けがポイントか。

▼ベンチメンバー
MF 15 稲垣祥 3(▲HT)
中盤に強度をもたらし、望月のゴールを引き出す。最終ラインの前まで落ちる形でボールを引き出し、ストッパーの攻撃への関与をより推進したかった。

MF 13 ジャーメイン良 3(▲HT)
香港戦は4ゴールデビュー。今回はシャドーで起用され、サイドに流れる傾向も見られた。チームとして、1トップ・2シャドーのメリットを共有したいところ。

MF 7 相馬勇紀 4(▲64分)
スーパーサブとしての起用に応え、サイドの迫力をもたらした。得点には絡めなかったものの、今回の招集メンバーの中では、突き抜けている力強さが感じられる。

MF 14 大関友翔 3(▲70分)
囲まれてボールを失うことを考えれば有効な判断だったが、持ち込んでの左足のシュートは外れてしまった。大先輩・中村憲剛のように、ピンチをチャンスに一転させてしまうチャレンジも見たい。

FW 26 中村草太  -(▲90分)
最後のカードで、細谷と代わって投入。森保一監督の期待の表われだ。

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 日本代表は7月15日、今大会の最終・第3戦、韓国代表戦に臨む。いずれも2連勝同士で、事実上の決勝戦になる。