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久保建英が都並氏へ「まだ先の話ですが」と質問。「片隅」に監督業も、「やるならば代理人かな」。ラジオパーソナリティ初挑戦

昨季ベストバウトの一つ、レアルマドリード戦に臨んだレアル・ソシエダの久保建英。写真:なかしまだいすけ/アフロ

『久保建英のオールナイトニッポンGOLD supported by nishikawa』、あっという間の2時間に。

 スペイン1部レアル・ソシエダに所属するサッカー日本代表の久保建英が7月18日、『久保建英のオールナイトニッポンGOLD supported by nishikawa』に出演し、初のラジオパーソナリティを務めた。日本代表とソシエダでの戦い、スペインでの生活などについて語ったほか、リスナーからの質問コーナー、元日本代表の都並敏さんと水沼貴史さんをゲストに招いての対談と盛りだくさんの内容で、プレーを彷彿させる軽快なトークで2時間を一気に駆け抜けた。

 その中でブリオベッカ浦安・市川の監督を務める都並氏が東京ヴェルディの育成組織を担当していた際、セレクションに合格した久保に施設紹介をしていたというエピソードを紹介。久保は最終的に川崎フロンターレでのプレーを選択していて、当時のことを振り返っている。

 また、ベガルタ仙台、セレッソ大阪、横浜FCでも指揮を執っている都並氏に、久保は「監督業」について質問。現在オフ中とあって様々な人と接する機会もあり、ふと考えることもある現役後について、「まだ先の話なんですけれども」とストレートに質問をぶつけた。

 久保は「サッカー選手を引退したあとに何をしたいかなと考えることがあって、その選択肢の一つに、一応、片隅に監督があるんですけれど、あまりやりたくないなぁと思っていて」と言って続ける。

「理由としては、監督って、選手としては一人の監督ですけれど、監督は23人、25人という選手から選ばないといけない。当然みんなに好かれるのは無理じゃないですか。その中でどうやって監督業と向き合われているのかと、それはちょっと聞いてみないとと思っていました」

 都並氏は次のように答えた。

「『好かれたい』と思っている時期は難しいかなと、自分はそういうところで苦労してきた人間なので。とにかく属した組織の利益のためにと割り切らないと、なかなか厳しい決断は下せないと思います。全ての決断はクラブの利益のためにと大事にしています。そこから逆算しないと、気持ちが分かれすぎてしまうので」

 そのように、シビアな選択が求められると説明した。

 すると久保は「今の話を聞くと、やっぱり監督は難しいと思うので、やるならば代理人をやろうかなと思います。しゃべれるので、やっぱり(※スペイン語に加えて英語、さらにフランス語も精通している)」と語った。

 ちなみに、24歳になったレフティは「仲良くなればなるほど、おしゃべりだとよく言われます。世間一般の方では、僕はあまりしゃべらないイメージがあると思うんでけれど、これをキッカケに、僕がおしゃべりだと知ってくれたら嬉しいです」と、ピッチ外での一面も伝えていた。

 知られざる一面やリクエスト曲へのこだわりなど、ファンのみならず喜ばせる構成となっていた。番組の最後には「やっとエンジンがかかってきたところなのに……」と名残惜しそうで、「ラジオパーソナリティ」も、頭の片隅にやってみたい仕事に加わったと語って締めくくった。

番組紹介>>久保建英が“声”で魅せる! 7/18(金)22:00~『久保建英のオールナイトニッポンGOLD supported by nishikawa』

 この番組は『rajiko』でも視聴可能。久保も睡眠アイテムを愛用している西川株式会社より、視聴者プレゼントも行われている。