移籍金は久保建英の3分の1、アトレティコ・マドリードがフランス代表エンツォ・ミロー獲得へ「最終段階」
シュツットガルトでのエンツォ・ミロー。写真:ロイター/アフロ
いずれも左利きの右ウインガー、今夏の“W獲り”はなしか…。
スペイン1部アトレティコ・マドリードが7月28日までに、ドイツ・ブンデスリーガ1部VfBシュツットガルトに所属するフランス代表FWエンツォ・ミロー(Enzo Millot)を獲得することが決定的となった。両クラブの協議は最終段階に入っている。『ムンド・デポルティボ』などが報じた。
クラブ・ワールドカップ(クラブW杯)を終えたアトレチコの補強ポイントとしてウイングが浮上。ディエゴ・シメオネ監督が高く評価していると言われるレアル・ソシエダのサッカー日本代表MF久保建英(Takefusa KUBO)も、これまでにリストアップされていると言われてきた。
ミローと久保。いずれも左利きで、右ウイング(右MF)を主戦場としてきたポテンシャルの高いタレントだ。
ミローは昨季ブンデスリーガ29試合・6得点・5アシストなど公式戦通算43試合・12得点・8アシストを記録。DFBカップ制覇を成し遂げている。
今月23歳になったレフティはシュツットガルトと2028年まで契約を結んでいるが、移籍金は約2000万ユーロ(約34億5000万円)プラス出来高だと言われる。また2列目のあらゆるポジションでもオプションとしてプレー可能で、そのあたりの能力と可能性も評価されたようだ。
久保の移籍金は6000万ユーロに設定され、レアル・マドリードが実質50パーセントの権利を持っていると言われる。スペインメディアによると、レアル・ソシエダは現時点でその価値(価格)を下げる意向はないとされる。
また、今はアトレティコの非EU枠も埋まっている。そういった背景もあり、アトレチコのミロー獲得のオペレーションは進められた。
ミローと久保、ウイングの“W獲り”はこのタイミングではかなり低いという。
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久保がスペインでステップアップするのであれば、一つ選択肢として考えられる道ではある。今夏は難しいとしても、これから再びチャンスはあるか!?