リバプールvs横浜FMで「レフェリーカメラ」国内初採用、ライブ配信はなし
写真:手塚大介/(C)Daisuke TEZUKA
審判員の指導教材として活用、ユーチューブで一部を公開する予定。
Jリーグ(野々村芳和チェアマン)は7月29日、30日に日産スタジアムで開催する親善試合『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2025 presented by 日本財団』横浜F・マリノス vs リバプールFC戦で、通称「レフェリーカメラ」を試験的に導入すると発表した。
レフェリーカメラは、国際的なルールなどを決める国際サッカー評議会(IFAB)が審判員のレフェリング技術向上に向けて試験的に運用し、各国年2回まで試験導入できる。
Jリーグは日本サッカー協会と連携。Jリーグフェアプレーパートナーである独立行政法人日本スポーツ振興センター(JSC)の協賛を得て、審判員が試合中に小型のボディカメラを装着する。
アメリカ・クラブワールドカップ(クラブW杯)では、レフェリーカメラによる映像がライブ配信されて大きな話題を集めた。しかしライブ配信はIFABが特別に認めた競技会に限られ、またJリーグで初の実施で安全な運用に注力すべきことから、今回の試験導入では行われないそうだ。
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そのため審判員の指導教材として活用され、YouTubeのJリーグ公式チャンネル内の公式番組「Jリーグ審判レポート(シンレポ!)」などで撮影映像を一般公開する予定だ。