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【浦和】移籍マーケットは苦戦中か。スコルジャ監督「新たな選手を獲得するプロセスは続いている」

浦和のスコルジャ監督。写真:石橋俊治/(C)Toshiharu ISHIBASHI

天皇杯のタイトル獲得へ一枚岩になれるか。

[天皇杯] 山形 – 浦和/2024年8月6日13:00/NDソフトスタジアム山形

 浦和レッズのマチェイ・スコルジャ監督が8月4日、オンラインによる記者会見に応じて、6日に開催される天皇杯4回戦のモンテディオ山形戦に向けての抱負、さらに日本の夏、移籍市場などについて語った。

 浦和はこの夏、選手の流出のニュースが続いている。一方で、なかなか新たな選手を獲得できずにいると見られる。そうした状況について問われた指揮官は、次のように答えた。

「選手の人数が変わり、状況も変わってきています。新たな選手を獲得するというプロセスは続いています。フレッシュな血の注入が、ロッカーには必要だと思います。新たな選手を加えられることを望んでいます」

 強化体制が刷新されて以降、6月1日から10日までのクラブ・ワールドカップ(クラブW杯)のための特例の期間を含め(長倉幹樹がFC東京に移籍、小森飛絢を獲得するのにとどまる)、移籍マーケットで戦力アップにつなげられず苦戦を強いられている。

 外国籍選手に目を向けると、スウェーデン代表のサミュエル・グスタフソン以降(退団した選手では2023年まで所属したギニア代表FWホセ・カンテ)、各国を含めて代表クラスの力のある戦力もなかなか獲得できずにいる。

 日本から唯一クラブW杯に出場したことで賞金約14億円(955万ドル)を得られただけに有効活用が期待される。ただしJリーグの夏の移籍市場は8月20日まで(フリートランスファーなどを含めた選手登録期間は9月12日まで)。9月1日・2日まで開かれているヨーロッパのマーケットとも完全に期間が被り、なかなか浦和だからこそという優位性を示しにくい状況にある。

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 クラブとしての新たな「目標=ターゲット」もほしい。この天皇杯のタイトル獲得へ、浦和は改めて一枚岩になれるか――。

Posted by 塚越始