【鹿島 3EX2 福岡】PK失敗の鈴木優磨、禊の116分決勝ゴール!
天皇杯・福岡戦、決勝ゴールを決めた鈴木優磨がサポーターの声援に応える。写真:松村唯愛/(C)Yua MATSUMURA
アビスパは90+3分の土壇場、ザヘディ弾で追い付く。豪州移籍決定の金森健志も途中から出場。
[天皇杯 ラウンド16] 鹿島 3EX2 福岡/2025年8月6日19:00/メルカリスタジアム
天皇杯4回戦(ラウンド16)、鹿島アントラーズが雷による約1時間の中断と延長戦の末、エース鈴木優磨の決勝ゴールで、アビスパ福岡に3-2の勝利を収めた。
開始13分、チャヴリッチのPK弾で、鹿島が先制する。その後もアントラーズがボール保持率で大きく上回っていく。
しかし34分頃、雷の影響で試合が中断に。すると安全が確認されたとして、約1時間後の20時35分に再開された。
そして前半アディショナルタイム、前嶋洋太が決めて1-1に。
それでも鹿島は53分、ボランチで先発した知念が決めて2-1と再び勝ち越しに成功する。ところが83分、決めれば試合を決定づけられるというPKのチャンス。ここで途中出場した鈴木のキックは小畑裕馬にセーブされてしまう。
これで息を吹き返した福岡は90+1分、シャハブ・サヘディが左足で決めて2-2と追い付いてみせた。
試合は延長戦に突入。試合終了を前に、スタジアムをつなぐ全ての公共交通機関が使えなくなる状況になってしまう。
すると延長後半11分、小川諒也のコーナーキックに、鈴木がヘッドで合わせて叩き込みゴール! エースの禊(みそぎ)の一撃で、チームをベスト8へと導いた。
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また前日にオーストラリア1部(Aリーグ)メルボルン・シティFCへの移籍が発表された金森健志もこの遠征に帯同。古巣との一戦で後半途中からピッチに立ち、気を吐いてみせた。