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【移籍】長崎が元鹿島のピトゥカに獲得オファー。サントス未払い!?

ディエゴ・ピトゥカ。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI

かつてV・ファーレンもカリーレ氏の二重契約問題で揉めたが…。

 J2リーグ V・ファーレン長崎が、かつて鹿島アントラーズで活躍したブラジル・セリエA(1部)サントスFCのMFディエゴ・ピトゥカ(Diego Pituca)の獲得へ正式オファーか!?

 ブラジルメディア『トリベラ』は7月30日、「ピトゥカに対して先日、長崎から1年の期限付き移籍のオファーが届いた」と報じた。

 鹿島で2021年から3シーズンにわたりプレーしたピトゥカは2024年、2部に降格したサントスへ移籍。元長崎のファビオ・カリーレ監督のもとでキャプテンを務めて、リーグ制覇と1部復帰を果たした。

 しかしカリーレ氏は優勝決定直後、1試合を残して退任。今季これまでピトゥカはリーグ10試合など公式戦32試合に出場しているが、徐々に出場機会を減らしている。

 しかも同メディアによると、ピトゥカには、サントスが契約時に約束したボーナスなどが未払いになっていて、「それは高額で、辞退するつもりはない」と揉めていたそうだ。

 そうしたなか、以前にはアトレチコ・パラナエンセ移籍の可能性も浮上。今回、長崎からオファーが届き、このディールが実現すれば、それぞれにとってプラスになるのではないかと見ている。

 サントスと言えばもちろん名門だが、長崎がカリーレ氏と契約更新を発表したあと、“二重契約”状態になってトラブルに巻き込まれたクラブである。

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 そうした過去を経て、むしろ関係が良好になったのだろうか。高木琢也監督のもと堅実なサッカーでJ1復帰を目指す長崎に、ピトゥカが重要なピースとして加わることになるか――。