【北海道コンサドーレ札幌】岩政大樹監督と契約解除「素晴らしい時間を過ごしました。こんな場所は他にないと感じていました。本当に感謝しています」、柴田慎吾U-18監督が昇格
岩政大樹監督。写真:上岸卓史/(C)Takashi UEGISHI
現在J2リーグ10位、まずPO圏内に食い込むことが目標に。
J2リーグの北海道コンサドーレ札幌は8月11日、岩政大樹監督(Daiki IWAMASA)との契約を解除したと発表した。後任は札幌でのプレー経験もある札幌U-18指揮官だった柴田慎吾氏が昇格する。札幌のU-15、U-18と育成組織を率いてきた。
43歳の岩政監督は、2022年8月から2023年まで鹿島、2024年1月から9月までハノイFCを指揮。そして今季、1年でのJ1復帰を目指す札幌の監督に就任。ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督からバトンを引き継ぎ、序盤は最下位に沈むなど苦しんだ。
その後、徐々に持ち直してきたが、直近のV・ファーレン長崎戦で逆転負けを喫してしまった。戦術を徹底したミシャに対し、岩政体制は形に捉われないスタイルと言えたが、結果につながらなかった。
現在は勝点34で、リーグ10位。2位のジェフユナイテッド市原・千葉とは11ポイント差で、自動昇格は厳しい状況に。まずはプレーオフ圏内の6位以内に食い込むことが目標になる。
岩政監督は次のようにコメントしている。
「素晴らしい時間を過ごしました。こんな場所は他にないと感じていました。本当に感謝しています。 正直に言うと、驚きの気持ちと、見え始めていたフットボールの完成形を見られない残念な気持ちがあります。しかし、悔いはないので、次に向かいます。 最後の試合の最後の場面で、攻めに行って敗れたことが今回の挑戦の全てだった気がしています。その先は、選手たちに託します。 ありがとうございました」
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また、柴田新監督は次のように決意を示している。
「このたび、北海道コンサドーレ札幌の監督に就任いたしました柴田慎吾です。このタイミングで就任することの重みを深く受け止めております。アカデミーで育った指導者として、クラブの未来を担う誇りと責任を胸に、日頃よりご支援・ご声援をいただいている北海道コンサドーレ札幌に関わるすべての皆さまの笑顔のため、J1昇格を達成できるよう、オールコンサドーレでベストを尽くしてまいります。よろしくお願いいたします」